俳優ジーナ・ローランズさん死去、94歳 代表作に『グロリア』、『きみに読む物語』

14日に死去したジーナ・ローランズさん、1968年撮影 写真: P. Shirley/Daily Express/Getty Images
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映画『グロリア』(’80)、『こわれゆく女』(’74)などで知られるアメリカ人俳優、ジーナ・ローランズさんが現地時間14日に死去した。94歳だった。

米『TMZ』によると、2019年からアルツハイマー病を患っていたローランズさんは、カリフォルニア州インディアンウェルズの自宅で、家族に見守られるなか息を引き取ったという。

ローランズさんは、当時の夫だったジョン・カサヴェテス監督(’89年に死去)の映画『こわれゆく女』と『グロリア』でアカデミー賞にノミネート。『こわれゆく女』では、狂気に染まっていく孤独で情緒不安定な主婦、そして『グロリア』ではギャングから子どもを守る女性を熱演した。

カサヴェテス監督とは、アメリカにおけるインディペンデント映画ブームを牽引し、『アメリカの影』(’59)、『愛の奇跡』(’63)、『フェイシズ』(’68)、『ミニー&モスコウィッツ』(’71)、『オープニング・ナイト』(’77)、『ラヴ・ストリームス』(’84)などの監督作に出演した。

ローランズさんとカサヴェテス監督とのあいだに生まれた息子のニック、娘のザンとゾエはそれぞれ監督・脚本家として活躍。ニック・カサヴェテスは、ローランズさんが出演した映画『ミルドレッド』(’96)、『シーズ・ソー・ラヴリー』(’97)、そして『きみに読む物語』(2004)でメガホンを取った。

そのほか、ローランズさんの主な出演作には、哲学の教授を演じたウディ・アレン監督作『私の中のもうひとりの私』(’88)をはじめ、『ナイト・オン・ザ・プラネット』(’91)、『愛に迷った時』(’95)、『微笑みをもう一度』(’98)、『スケルトン・キー』(2005)、『ブロークン・イングリッシュ』(2007)がある。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

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