リドリー・スコット、『エイリアン: ロムルス』の出来に安堵 ― 監督への“ある助言”も明かす

『エイリアン: ロムルス』のプレミアに出席したフェデ・アルバレス監督、リドリー・スコット、12日 写真: Alberto E. Rodriguez/Getty Images for 20th Century Studios
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新作『エイリアン: ロムルス』のLAプレミアが12日に開催され、フェデ・アルバレス監督とともに、1作目『エイリアン』(’79)、そして『プロメテウス』(2012)と『エイリアン: コヴェナント』(2017)を手がけたリドリー・スコットが登場した。

『エイリアン: ロムルス』でプロデューサーを務めたスコットは、米『ハリウッド・リポーター』に対し、本作を初めて鑑賞したときのことについて、「『これは大作になりそうだ』と非常に安心しました」と振り返った。

その後、アルバレス監督にメモを渡したという。「彼(アルバレス)は、こっそりとそのメモを読むと、壁を蹴ってドアをパンチしていましたね。戻ってくると、『素晴らしいアドバイスでした』と言いました」

また、スコットによると、映画を短くするように提案したという。「監督は、作品を長く作ってしまうものです。自分のエネルギーを失わないように、長くするのです。こういった映画にとって、エネルギーはすべてです。彼(アルバレス)は、あまりに沢山のことを盛り込んでいたのです。そこまで長くする必要はありませんでした」

一方で、映画『ドント・ブリーズ』や『死霊のはらわた』などで知られるアルバレス監督は、シリーズのバトンを受け継いだことについて、次のように語った。

「私にとって、『エイリアン』はつねに最も恐怖を感じる作品でした。なので、その世界に足を踏み入れ、今までにないやり方で新たに命を吹き込むというのは、悪夢を生み出すような経験でしたね」

ケイリー・スピーニーデヴィッド・ジョンソンアーチー・ルノーイザベラ・メルセードスパイク・ファーンが出演する『エイリアン: ロムルス』は、荒廃した宇宙ステーション内で“最恐の生命体”と遭遇した若者たちの姿を描く。9月6日、劇場公開。

※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。翻訳/和田 萌

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