ジェームズ・キャメロン、アニメ『ターミネーター 0』に興味 ― 自身は「別の『ターミネーター』企画を進行中」
オスカー受賞監督、ジェームズ・キャメロンが、新作『エイリアン: ロムルス』(9月6日公開)、Netflixの新作アニメシリーズ『ターミネーター 0』(8月29日配信)、そして映画『アバター』シリーズについて語った。
“大局的な視点”で見守る「ロムルス」
米『ハリウッド・リポーター』の電話インタビューに応じた70歳の巨匠、キャメロン。映画『エイリアン: ロムルス』については、「6か月前に、一度だけ最初の編集版(ラフカット)を観て、(フェデ・アルバレス監督に)メモを渡した」と明かした。
「彼(アルバレス)と私は親しい関係ではないので。成功を祈りますが、この作品に何らかのクリエイティブな意見を授けたというのは大げさだと思います。プロデューサーのリドリー(・スコット)こそが、その役割を果たしたでしょう。なので、私はあくまで大局的に見ていますね」
『ターミネーター 0』は「面白そう」
キャメロンは、Netflixアニメシリーズ『ターミネーター 0』と自身の関係について、“ドラマ『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』に非常に近い感じ”だとコメント。
「私が始動した世界のなかで、他の人々が物語を作り出していくのは興味深いです。『ターミネーター 0』は、“審判の日”の根本的な原因である核戦争に立ち戻るようですね。どんなストーリーになっているか、好奇心がくすぐられます。今、自分は別の『ターミネーター』企画を進行中なんです」
「『サラ・コナー クロニクルズ』同様、派生作品では個人的に漠然と抱いていたアイデアが物語で触れられることもあります。なので、興味はありますし、作品の成功は喜ばしいですね」
『アバター』第4&5弾は監督する?
映画『アバター』第4&5弾を監督するか問われると、1か月前に脚本を読んだというキャメロンは「もちろん」と認め、「バスに轢かれて、人工肺にならない限り、自分以外の人がメガホンをとることはない」と語った。
キャメロンが案内役を務めた新作ドキュメンタリーシリーズ『オーシャンエクスプローラーズ:探索!地球最後のフロンティア』は、8月19日からDisney+で配信開始。
※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。翻訳/和田 萌
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