成田凌、『スマホを落としただけなのに』第3作に自信「シリーズで一番面白い」

(左から)大谷亮平、井浦新、成田凌、千葉雄大、中田秀夫監督『スマホを落としただけなのに』第3弾完成披露試写会にて
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人気シリーズ映画の第3作『スマホを落としただけなのに~最終章~ファイナルハッキングゲーム』の完成披露試写会が29日、東京・渋谷ヒカリエホールで行われ、出演の成田凌、千葉雄大、井浦新、大谷亮平と中田秀夫監督が舞台挨拶に登壇した。

成田演じる天才ハッカーで連続殺人鬼の浦野がシリーズで初めて主人公となり、千葉扮する刑事の加賀谷と壮絶な頭脳戦を繰り広げる。成田は2018年公開の第1作を振り返り、「見てくれた人が圧倒的に多くて、『顔も見たくない』『苦手』『トラウマになった』などとよく言われたが、俳優をやっていなければこんな経験はできないので光栄だった」と振り返った。

成田凌

さらに、「第1作の時より今の方が、スマホが生活に根付いているので緊張感を持って見てもらえる。セキュリティの意識が上がりますよ」と指南。続けて「作品ごとに熱量が上がっているし、シリーズで一番面白いと思う。そうあるべきと思って撮っていたし、その自信はある」と言葉に力を込めた。

千葉雄大

同じく3作全てに出演し、第2作『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』で主役を務めた千葉も「同じ役を3作やるのは初めてで、月日を感じる。1作目は借りてきた猫のようでしたが、それから心臓に毛が生えてブイブイ言えるようになりました」と冗談交じりにアピール。その上で「描かれ方も変化して、成長することができて感慨深い」と話した。

成田凌、千葉雄大

中田監督は、「最初の設定が崩れていくサスペンスとしてのテーマと、第1作から続く浦野のゆがんだ愛の狂気性にゾーッと感じてもらうことを軸にした」と説明。ラストシーンの描写については、成田が「笑っちゃった」、千葉が「えーって感じで驚いた」と感想はさまざま。これを受けて中田監督が「僕は撮りながら『愛の不時着』だと思っていました」と意味深に語った。

『スマホを落としただけなのに~最終章~ファイナルハッキングゲーム』は、11月1日に全国で公開される。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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