伊藤詩織さんのドキュメンタリー『Black Box Diaries』がチューリッヒ映画祭で2冠

On Becoming a Guinea Fowl
『On Becoming a Guinea Fowl(原題)』写真: Cannes Film Festival
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現地時間12日、第20回チューリッヒ映画祭が開催され、伊藤詩織さんのドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』が最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞の2部門で受賞した。

サンダンス映画祭でプレミア上映された『Black Box Diaries』は、自身に性的暴行を加えた権力のある男性を裁きにかけようと奮闘した伊藤さんの5年間を記録した作品。女性蔑視に向き合う勇敢さと個人的なアプローチが、ドキュメンタリー部門の審査員から高い評価を獲得した。

また最高賞・ゴールデンアイ(最優秀作品賞)には、今年のカンヌ映画祭「ある視点部門」で監督賞に輝いたルンガーノ・ニョニ監督の『On Becoming a Guinea Fowl(原題)』が選出された。性的虐待をテーマにした家族ドラマである本作は、審査員団から類まれなる撮影や音響、圧巻の演技が称賛された。

そのほか、ジュード・ロウパメラ・アンダーソンに映画界への貢献を称える名誉賞が贈られ、ケイト・ウィンスレットが生涯功労賞を授与された。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

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