ティモシー・シャラメ、若きボブ・ディランを演じる映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』の制作秘話を紹介
ティモシー・シャラメが若きボブ・ディランを演じる映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』の制作秘話を紹介した。『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、突然の名声とロックアイドルとの共演の落とし穴を乗り越える姿を描いた作品。
ディラン本人もXで「ティモシーは素晴らしい俳優だから、私を演じるのに問題ないだろう」とコメントを残した。シャラメは2019年から本作に関わり、ギターと歌を練習。「風に吹かれて」など、ディランの名曲を実際に歌唱している。
映画は2015年のベストセラー『ボブ・ディランと60年代音楽革命』を原作とし、1961年にマンハッタンに現れた19歳のディランから、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルまでを描く。恋愛模様も描かれ、エル・ファニングがシルヴィ・ルッソ役(スーズ・ロトロがモデル)、モニカ・バルバロがジョーン・バエズを演じる。
監督は『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のジェームズ・マンゴールド。グリニッジ・ビレッジのフォークシーン再現に挑んだ意欲作となっている。
ジェームズ・マンゴールド監督とティモシー・シャラメ、エル・ファニング、モニカ・バルバロの3人のスターがボブ・ディランについてグループで語り合い、それぞれの所感や制作を通じて得られたものなどを語った。
ティモシー・シャラメはボブ・ディラン役を演じるにあたって、彼のエッセンスを捉えることに集中し、役作りの過程で5年間ギターを練習し、ディランの音楽や人生観に深く触れることができたと話した。エル・ファニングはディランの恋人でありミューズでもあったスーズ・ロトロを演じるにあたって、彼女は、スーズがディランに政治的意識を与え、音楽的インスピレーションを提供した人物である一方、彼から辛い扱いを受けることもあったと語った。その中で、彼女はスーズの持つ力強さや愛の形を表現することに注力を注いだことを振り返った。モニカ・バルバロは若い頃のジョーン・バエズを演じるにあたり、彼女の音楽や存在感を尊重しながら役作りを行ったと回想した。バエズ本人とも電話で話す機会があり、彼女のリラックスした態度に驚いたことを明かしている。
この記事は、The Hollywood Reporter 誌の 12 月 13 日号に掲載されました。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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