津田寛治、坂東龍汰との共演で「役にスッと入れた」『君の忘れ方』初日舞台挨拶
映画『君の忘れ方』の公開記念舞台挨拶が1月17日にMOVIXさいたまで行われ、出演の津田寛治、製作総指揮の志賀司、作道雄監督が登壇した。
原案は一条真也の『愛する人を亡くした人へ』。婚約者を亡くした青年が、喪失の悲嘆に寄り添う「グリーフケア」を通じて、悲しみと向き合い再生していく姿を描いている。
主人公・昴役を初の映画単独主演となる坂東龍汰、ヒロイン役を西野七瀬、グリーフケア専門士役を津田寛治が演じている。
本作で監督と脚本を務めた作道は、「死別を扱う映画で、どのように死生観を描いたらいいのかすごく悩み緊張した」と明かた。グリーフケアの本をたくさん読む中で「悲しみの癒し方に正解はなくて、ぞれぞれでいいんだということが腑に落ちてきた。重いだけの映画でなく、光があるかもしれないと少しでも思っていただけたら幸せ」と語った。
さらに、当初からグリーフケア専門士役は津田氏しか思い浮かばなかったと語り、「津田さんが持つ優しさや温かさを通じて、悲しみの防波堤があるんだなと感じてほしい」とアピールした。
グリーフケア専門士役を演じている津田は、「相手の話を聞いて寄り添うことが大事。自分だったらどんな言葉をかけるかという思いが監督と同じだったので、脚本を読んでやるぞという気持ちになれた」と作品にかける意気込みを述べた。
また主人公・昴役の坂東龍汰との共演について聞かれると、「坂東くんはお芝居をしている空気を出さず、昴としてそこにいてくれたので、僕自身もスッと役に入ることができた」と語った。「誰の日常でも訪れるテーマを描いた作品。これから先の生活が、ほんわり明るく見えたら嬉しい」と本作をアピール。
志賀氏は、「『月あかりの会』というグリーフケア・サポートの会を長年開催している一条真也先生の本が原案になっている。映画を通じてグリーフケアをより知ってもらえたら嬉しい」と語った。
また『君の忘れ方』というタイトルは作道監督が付けたことを明かし、「素晴らしいタイトルとキャストにも恵まれて本当にラッキーだった」と感謝を述べた。
映画『君の忘れ方』は1月17日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開中。
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