『バック・イン・アクション』レビュー:キャメロン・ディアス、ジェイミー・フォックスがNetflixのスパイコメディで共演
キャメロン・ディアスとジェイミー・フォックスが11年ぶりに長編映画『バック・イン・アクション』で共演する。1999年の『エニイ・ギブン・サンデ』、2014年の『ANNIE/アニー』に続く3作目の共演となる。ディアスは家族と過ごすために女優業を休業していたが、フォックスの誘いで復帰することになった。
『バック・イン・アクション』はNetflixの最近の作品群の中でも、懐かしさと娯楽性を兼ね備えた作品。カーチェイスシーンと肉体的な衝突を散りばめたアクション演出が特徴となる。2人の俳優の息の合ったやりとりと魅力的な演技が、作品の魅力を引き立てている。ディアスとフォックスの軽快な掛け合いと、機敏な格闘シーンが必見だ。家族向けのコメディー要素を持ちながら、スリリングなアクション展開が期待できる作品。
概要
- 公開日: 2024年1月17日
- 監督: セス・ゴードン
- 脚本: セス・ゴードン、ブレンダン・オブライエン
- キャスト: ジェイミー・フォックス、キャメロン・ディアス、アンドリュー・スコット、カイル・チャンドラー、グレン・クローズ、マッケナ・ロバーツ、ライアン・ジャクソンほか
- 上映時間: 1時間54分
- レーティング: PG-13
あらすじ
映画は15年前、CIAの諜報員マット(ジェイミー・フォックス)とエミリー(キャメロン・ディアス)のロマンティックな関係の中で、エミリーが妊娠に気づく場面から始まる。二人は東欧のテロリスト、バルサザール・ゴア(ロバート・ベスタ)から、あらゆるシステムを制御可能な「マスターキー」を奪取するミッションを遂行中。彼らは手持ちの武器がなく、即興で敵を撃退する必要に迫られる。一連の危機を乗り越えた後、マットは「これを機にスパイの世界から足を洗おう」と提案。2人は死んだことにして普通の生活に身を隠すのだった。
15年後、彼らは無名のアメリカ郊外で14歳の娘アリス(マッケナ・ロバーツ)と11歳の息子レオ(ライアン・ジャクソン)とともに平穏な生活を送る。しかし、アリスの反抗期や秘密が彼らの元スパイとしての本能を刺激し、事態が思わぬ方向へ進展。旧知のエージェント・チャック(カイル・チャンドラー)が再び現れ、15年前に取り逃したマスターキーが未だに危機を招いていることを告げた。
家族全員での逃避行が始まり、ロンドンのテート・モダンやテムズ川でのチェイスシーンなどを通じて、スパイ家族の絆が深まる展開が描かれる。
90年代から2000年代を思わせるアクション・コメディ。『トゥルーライズ』や『Mr.&Mrs.スミス』をオマージュした作品。家族の絆を描きながら、派手な銃撃戦やカーチェイスを展開。セス・ゴードン監督が演出を務める。
オリジナリティには欠けるものの、魅力的な主演陣の掛け合いと軽快な展開が楽しめる作品と評価されている。スパイ映画のファンや、家族向けの軽い娯楽を求める人々にとって、安心して楽しめる一作といえるだろう。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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