オリバー・ストーン監督、JFK暗殺の文書の全面公開命じる大統領令は「称賛に値する」と評価
アカデミー賞受賞監督のオリバー・ストーンが、ドナルド・トランプ大統領がジョン・F・ケネディ暗殺に関する機密文書の全面公開を指示したことについて「称賛に値する」としながらも、いくつかの留意点を挙げた。
ストーン監督は、1963年のケネディ暗殺を題材にした映画『JFK』で(’91)で広く知られる。同監督は、米『ハリウッド・リポーター』に寄せた声明で「トランプ氏は、未だ非公開のまま残されているJFK暗殺に関する記録を機密解除するという大統領令を出したことで、称賛に値します」と述べた。
「これらの記録は、本来なら2017年10月に公開されるべきものでした。また、マーティン・ルーサー・キング(MLK)とロバート・ケネディ(RFK)の暗殺に関する機密扱いの文書の公開を命じたことについても、さらなる評価に値します」
ストーンは続けて、「ファイルに『決定的な証拠』となる文書が含まれているとは、誰も予想していません。しかし、これらの事件で何が起こったのかをより詳細に知るのに役立つ情報が含まれているでしょう」と述べた。
そして、「この決断を促してきた議員たちは、すべての記録が適切に公開され、無修正であることを確認するための監視委員会、例えばかつての『暗殺記録再評価委員会』のようなものを提案しています。もしこれらの記録が他の文書への手がかりを明らかにした場合、その手がかりも委員会によって調査されるべきです」と付け加えた。
トランプ氏は23日、選挙公約を果たす形で、国家情報長官と司法長官に対し、残りのJFK文書を公開する計画を15日以内にまとめるよう指示。また、RFKとMLKに関する公開計画は45日以内にまとめるよう命じた。1992年の「JFK暗殺記録収集法」により、政府は2017年までに暗殺に関連する文書を全面公開する義務を負っていたが、トランプ氏は一部の文書をブロックするよう説得されたと述べていた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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