ティモシー・シャラメ、ボブ・ディランに敬意「アーティストの道標となる存在」
![ティモテ・シャラメットはベルリンで政治をdodしています](https://hollywoodreporter.jp/wp-content/uploads/2025/02/FotoJet-2025-02-14T155242.466.jpg)
ティモシー・シャラメはベルリン国際映画祭で、自身が主演を務めるボブ・ディランの伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』の上映に合わせて記者会見に臨んだ。
オスカー候補として注目を集める彼に、「ポピュリズムや極右の台頭を踏まえ、現在の時代をどう見ているか」という質問が投げかけられた。
シャラメはこの問いをかわしつつ、ボブ・ディランや自身が主演する『デューン』を引き合いに出し、「ディランの音楽にはカルト的な人物への警鐘が込められている」と語った。そして、「解決策を持っていると主張する人物には警戒すべきだ。それは『デューン』にも描かれている警告でもある」と、自身の解釈を述べた。
この日、会場には世界中から多くのジャーナリストが集まり、シャラメの登場を待ち望んでいた。彼はグランドハイアットホテルの外で雪の中、ファンにサインをしていたため、会見にはやや遅れて到着。映画への出演理由について、「ボブ・ディランという偉大なアーティストと、その計り知れない遺産に魅了された」と語った。
そして、「ディランは他のアーティストの道標となる存在であり、それが自分にとって大きな刺激となった」と語り、監督ジェームズ・マンゴールドの脚本の素晴らしさも強調した。
また、撮影では特にコンサートシーンやニューポート・フォーク・フェスティバルの場面が印象的だったとし、「この映画が大好きで、1年でもプロモーションを続けたい」と熱意を見せた。
ディランの個性や大衆に迎合しない姿勢が自分にとって指針になっているとし、「彼とその時代を5年半も研究する機会があったのは贈り物のような経験だった」と振り返った。
この日、シャラメは赤と黄色のストライプ柄のパーカーに白いバンダナを巻いた姿で登場した。『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』での演技は高く評価され、アカデミー主演男優賞にノミネート。『君の名前で僕を呼んで』に続き、史上最年少で複数回の主演男優賞ノミネートを獲得し、ジェームズ・ディーン以来の快挙となった。
※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。
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