【2025年VMAs】レディー・ガガ、最多4部門受賞!女性アーティストが席巻

レディー・ガガ=2025年9月7日(現地時間) 写真:Kevin Kane/Getty Images
レディー・ガガ=2025年9月7日(現地時間) 写真:Kevin Kane/Getty Images
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2025年の「MTV Video Music Awards」(VMAs)が現地時間9月7日にニューヨークのUBSアリーナで開催され、レディー・ガガが年間最優秀アーティスト賞を含む4冠を獲得し、今年の最多受賞者となった。

▼アリアナ・グランデが感動的なメッセージ

アリアナ・グランデ=2025年9月7日(現地時間)写真:Arturo Holmes/Getty Images
アリアナ・グランデ=2025年9月7日(現地時間)写真:Arturo Holmes/Getty Images

アリアナ・グランデは「brighter days ahead」で最優秀ビデオ賞を受賞し、最優秀ポップ賞と最優秀長編ビデオ賞も含めて3部門で勝利を収めた。受賞スピーチでグランデは、観客に次のように語りかけた。

「この作品は、心の傷を治すための取り組みと、昔の自分を振り返って今の生活を安心できるものにしていく道のりを表現したものです。これは生涯にわたるプロセスであり、日々の訓練でもあります。もしあなたがこの旅の途中にいるのなら、どうか前進し続けてください。なぜなら、必ず『brighter days ahead(より明るい日々)』が待っているからです」

▼サブリナ・カーペンターが政治的メッセージで話題に

サブリナ・カーペンター=2025年9月7日(現地時間)写真:ANGELA WEISS/AFP via Getty Images
サブリナ・カーペンター=2025年9月7日(現地時間)写真:ANGELA WEISS/AFP via Getty Images

3部門を受賞したサブリナ・カーペンターは、最も記憶に残るパフォーマンスを披露。挑発的な楽曲「Tears」では90年代のニューヨークのムードを取り入れ、話題のコーラスを歌い上げた。さらに注目を集めたのは、トランスジェンダーコミュニティの支持を公に表明したアーティストとなったことだ。

パフォーマンスにはドラァグクイーンが登場し、ダンサーたちは「Protect Trans Rights(トランスジェンダーの権利を守ろう)」や「In Trans We Trust(トランスジェンダーを信じる)」と書かれたサインを掲げた。最優秀アルバム賞の受賞スピーチでも、カーペンターは次のように語りかけた。

「今夜、私と一緒にステージに立ってくれた素晴らしいキャスト、ダンサー、そしてクイーンたちへ。この世界は、批判、差別、ネガティブな感情に満ちています。だからこそ、みんなを明るい気持ちにして、笑顔にして、一緒に踊って、自分らしく生きていいと感じさせてくれるような活動に参加できることを、心から感謝しています」

▼女性アーティストが圧倒的な快挙

今年の受賞者の圧倒的多数を女性が占め、VMAsの30部門中24部門で勝利を収めた。これは、ビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデ、レディー・ガガ、チャーリーxcxドージャ・キャットテイト・マクレー、サブリナ・カーペンターなど、過去数年間ポップ界が女性主導であったことを明確に反映している。

▼ベテラン勢が輝きを見せる

マライア・キャリー=2025年9月7日(現地時間)写真:Jeff Kravitz/Getty Images for MTV
マライア・キャリー=2025年9月7日(現地時間)写真:Jeff Kravitz/Getty Images for MTV

特別功労賞のビデオ・ヴァンガード賞を贈られたマライア・キャリーはVMAs初受賞を果たし、「一体何にそんなに時間がかかったの」とスピーチで冗談を言った後、7曲のメドレーを披露した。さらにロック・ザ・ベルズ・ビジョナリー賞のバスタ・ライムスは、比類なき早口ラップで完璧なパフォーマンスを見せた。また、リッキー・マーティンは新設されたラテン・アイコン賞を受賞し、「Livin’ La Vida Loca」でステージを盛り上げた。

▼オジー・オズボーンへのトリビュートも

(左から)ヤングブラッド、スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリー=2025年9月7日(現地時間)写真:Arturo Holmes/Getty Images for MTV
(左から)ヤングブラッド、スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリー=2025年9月7日(現地時間)写真:Arturo Holmes/Getty Images for MTV

今年のVMAsはベテランのアイコンから話題の新人まで、ポップ、カントリー、ヒップホップ、ヘヴィメタルなどさまざまなジャンルのアーティストが登場。ドージャ・キャットは、新作アルバム『Vie』の80年代風のレトロな雰囲気をまとい、ケニー・Gを迎えた「Jealous Type」のパフォーマンスでオープニングを飾った。

また、今夏に亡くなったオジー・オズボーンへのトリビュートも行われ、ヤングブラッドがエアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーと共演した。「オジーよ、永遠に!」とヤングブラッドは叫び、亡きアイコンを称えた。

 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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