ジャッキー・スチュワート氏、認知症研究を支援する世界的な慈善活動「Race Against Dementia」を日本で開催

3度のF1ワールドチャンピオンであり、モータースポーツ界の最も影響力のある人物の1人であるサー・ジャッキー・スチュワート氏が、世界的なチャリティ活動「Race Against Dementia(RAD)」を日本で実施する。
日本グランプリ前の2025年4月2日には、グランド ハイアット東京にて昼食会およびオークションを行い、モータースポーツ界のレジェンド、外交関係者、そしてビジネス・エンターテインメント業界の重鎮が一堂に会し、認知症研究の発展を支援する。
ブラッド・ピット主演の新作映画『F1』や、Netflixシリーズ『F1: 栄光のグランプリ』の人気もあり、注目を集めるフォーミュラ1。
本イベントへのサポートもしている、待望の日本人ドライバー、角田裕毅選手のレッドブルに正式昇格が、先ほど正式に発表された。7回のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンも注目するなか、現地の多くのF1ファンが大きな期待と興奮に包まれている。
今回の発表によると、角田選手は日本グランプリから正式にリアム・ローソン選手の席を引き継ぐことが決定。ニュージーランド出身のローソン選手は、レーシング・ブルズ・チームへ移籍することが明らかになった。複数のF1世界チャンピオンが、この若きドライバーの将来性を高く評価している。
多忙なスケジュールの中、角田選手はこの週末、いくつかの重要なイベントに参加する予定だ。具体的には、火曜日の夕方にORBRカーカルチャーイベント、水曜日には東京ショーランに出席することが確認されている。ジャッキー・スチュワート氏の慈善イベントへの参加は見送られるものの、六本木の名門カラオケクラブ「LEX Tokyo」で、元F1世界チャンピオンと親交の深いある有名ドライバーと歓楽の夜を過ごすという噂も飛び交っており、ファンの間で話題を集めている。
角田選手の今後の活躍に、日本中のモータースポーツファンが熱い視線を注いでいる。
■ハリウッドが愛したレーシングアイコン、ジャッキー・スチュワート
スチュワート氏は、レース界での伝説的な功績を超え、ハリウッドとも深い関わりを持つ存在であった。1960~70年代にかけて、F1はそのスピード、危険性、そして華やかさによって映画界のスターや監督を魅了し続けた。スチュワート氏は、元祖ジェームズ・ボンドであり同じスコットランド出身の名優、サー・ショーン・コネリー氏と親交を深め、コネリー氏は何度もグランプリの会場を訪れた。
映画『チャイナタウン』や『ローズマリーの赤ちゃん』で知られるロマン・ポランスキー監督も、スチュワートのレースに対する緻密なアプローチに強い関心を抱き、1972年にドキュメンタリー映画『Weekend of a Champion』を制作。モナコ・グランプリの舞台裏を記録し、スチュワートのレースへの情熱を映し出した。
さらに、スティーブ・マックイーン氏、ポール・ニューマン氏、ジェームズ・ガーナー氏といったモータースポーツ愛好家の俳優たちとも親交を持ち、F1とハリウッドのつながりをさらに強固なものとした。
■世界的な支援を集める特別なオークション
©Shiga Sports
「Race Against Dementia(RAD)」チャリティオークションでは、ここでしか手に入らない貴重なアイテムが出品される。注目の出品物には、キミ・ライコネン氏の直筆サイン入りフェラーリのグローブ、ベルント・マイレンダー氏のFIAセーフティカー120周年記念2024年レーススーツ、さらにシャルル・ルクレール氏と7度のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトン氏のサイン入り2025年スクーデリア・フェラーリキャップなどが含まれる。
さらに、協賛企業の支援により、MSCクルーズによる豪華2名ツアー、グランド ハイアット 東京での1泊宿泊、そして希少なピレリ・カレンダーといった特別な体験も用意されている。
また、アルピーヌF1リザーブドライバーの平川亮氏、「Race Against Dementia(RAD)」理事長のマーク・スチュワート氏らの参加が決定しており、モータースポーツと慈善活動、そして国際的な協力が交差する重要なイベントとなることが期待される。
■レース界を超えたレガシー
80代となった今も、スチュワート氏はモータースポーツへの情熱と同じく、認知症との闘いに力を注いでいる。妻であるレディ・ヘレン・スチュワート氏が認知症と闘う姿を目の当たりにしたことをきっかけに、「Race Against Dementia(RAD)」を設立し、認知症の予防と治療に向けた画期的な研究の進展に取り組んでいる。
今回、日本で初開催となる本イベントを通じて、「Race Against Dementia(RAD)」はスポーツ、ビジネス、エンターテインメントの世界を結びつけ、治療法の進展に向けた取り組みをさらに推進していく。かつてF1のサーキットを席巻したように、スチュワート氏は今、世界中の人々に影響を与える課題へと挑んでいる。
イベントの詳細やオンラインオークションへの参加方法については、shigasports.com を参照のこと。
ご参加のご予約、スポンサーシップの詳細、ご寄付のご連絡はこちらまで:
デビッド・シュナイダー
CEO/President, Hersey Shiga Global K.K.
Email: charity@herseyshiga.com
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