クレム・バーク氏、ブロンディのドラマー、70歳で死去

クレム・バーク氏、アメリカの伝説的ロックバンドBlondie(ブロンディ)のドラマーとして知られた人物が、2025年4月6日(日)、癌との非公開の闘病の末、70歳で亡くなる。翌日、Blondieの公式アカウントが訃報を発表し、「クレムは単なるドラマーではなく、Blondieの心臓そのものだった。彼の才能、エネルギー、そして音楽への情熱は他に類を見ず、私たちのサウンドと成功に計り知れない貢献する」と追悼のコメントを寄せた。
彼の明るく力強い人柄、ステージ上だけでなく私生活においても周囲に大きな影響を与えたこと、そして「ロックンロール生存者」として数多くの伝説的アーティストたちとコラボレーションしてきたことも語られている。彼が共演してきたアーティストには、ユーリズミックス、ラモーンズ、ボブ・ディラン、ジョーン・ジェット、イギー・ポップ、ナンシー・シナトラなどが名を連ね、ジャンルを超えて数十年にわたって音楽界に大きな足跡を残した。
1954年11月24日にニュージャージー州ベイヨンで生まれたバーク氏は、1975年にBlondieに加入し、翌1976年にデビューアルバムに参加。その後も『恋の並行線(Parallel Lines)』(1978年)、『恋のハートビート』(1979年)など数々のヒットアルバムに貢献し、『ドリーミン(Dreaming)』や『アトミック(Atomic)』などの楽曲で見せる彼のエネルギッシュなドラムは、バンドのサウンドを象徴する要素となった。2006年にはBlondieのメンバーとしてロックの殿堂入りも果たした。
Blondieは、「クレムの遺した音楽、そして彼が与えてきた影響は永遠に生き続ける」と声明を締めくくり、深い哀悼の意を示すとともに、遺族とファンに対する配慮としてプライバシーの尊重を求めた。声明には、バンドのフロントウーマンであるデボラ・ハリー、ギタリストのクリス・スタイン、そしてBlondieファミリーの名前が記されている。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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