サンダース氏、コーチェラでトランプとマスクを非難

人気アーティストが集う音楽フェス「コーチェラ」にて、土曜の夜、思いがけない人物が登場した。大観衆の前に現れたのはバーニー・サンダース上院議員。チャーリーXCXのステージ後、月明かりの下でサンダース氏は突如スピーチを開始し、ドナルド・トランプ大統領を痛烈に批判。若い聴衆に向けて、大富豪や化石燃料産業、「貪欲な保険会社」、そして全米で中絶権を制限し始めている州に立ち向かうよう呼びかけた。
サンダース氏は、政治的発言でも知られるシンガーソングライター、クレイロの紹介役としてフェス主催者に招かれていた。彼の登場は、米国初のZ世代議員であるフロリダ州のマクスウェル・フロスト下院議員によって紹介された。ステージ上でサンダース氏は、クレイロが女性の権利を守り、ガザで続く残虐な戦争を終わらせるために活動していると賞賛し、「アメリカの未来は君たち世代にかかっている」と訴えた。
トランプ大統領に言及した瞬間、観客からはブーイングが沸き起こり、サンダース氏は「同感だ!」と応じた。さらに、トランプ氏が気候変動を「でっちあげ」と考えていることを批判し、「私たちは化石燃料業界に立ち向かい、地球を壊すのをやめさせなければならない」と呼びかけた。また、政権が環境規制の撤廃や環境関連機関の人員削減を進めていることにも警鐘を鳴らした。
サンダース氏は「私たちは経済的・社会的・人種的正義のために闘わなければならない」と強く訴えた。イーロン・マスクのようなオリガルヒ(少数富豪)によって政治が乗っ取られている現状にも触れ、「この国の経済は大富豪のためにはうまく機能しているが、労働者家庭にはそうではない」と批判。医療は人権であるという信念のもと、製薬会社や保険会社にも厳しく言及した。このスピーチは、ニューヨークのオカシオ=コルテス下院議員と共に行っている「反オリガルヒ・ツアー」の一環であり、同日昼にロサンゼルスで開かれた36,000人規模の集会に続くものだった。
※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。
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