トム・クルーズ、最新作『M:I8』来日会見で「絶対に諦めないことが大事」

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』来日会見 左からグレッグ・ターザン・デイヴィス、ヘイリー・アトウェル、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー監督、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ ©︎The Hollywood Reporter Japan
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』来日会見 左からグレッグ・ターザン・デイヴィス、ヘイリー・アトウェル、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー監督、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ ©︎The Hollywood Reporter Japan
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米映画の人気シリーズ第8作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の来日会見が7日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演のトム・クルーズをはじめヘイリー・アトウェル、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ、グレッグ・ターザン・デイヴィス、クリストファー・マッカリー監督が出席した。

来日会見では、同シリーズをはじめ『トップガン』、『レインマン』、『ラスト サムライ』などフィルモグラフィを振り返る特別映像が上映された後にトム・クルーズがステージへ登場。前日のジャパンプレミアで日本のファンからスタンディングオベーションで迎えられたことを喜び、「反応が素晴らしく、夢みたいな特別な体験になった」と笑顔。デビューの頃から字幕、通訳を手掛け、客席にいた戸田奈津子さんにも感謝の言葉を送った。

最新作『M:I』を引っ下げ来日したトム・クルーズ ©︎The Hollywood Reporter Japan
最新作『M:I』を引っ下げ来日したトム・クルーズ ©︎The Hollywood Reporter Japan

1996年『ミッション:インポッシブル』に始まるシリーズの集大成。プロデューサーとしても名前を連ねるトム・クルーズは、「4歳の頃に映画を作りたいと思い、世界中を旅していろいろなことを学んできた。映画作りは当たり前のことではなく特別なこと。とにかく観客の皆さんを楽しませたいという思いでチャレンジを続けてきた。今も続けられているのは、多くの才能のある方々の支援があったからなので感謝している」と語った。

最新作でも、飛行中のセスナ機の上でのアクションや水中での撮影にスタントなしで挑戦。水中ではマッカリー監督も一緒に潜って手信号でやり取りをしたといい、「無理だと思うことばかりだったけれど、達成するためにはどのようなスキルが必要かを考える。人生は冒険で、絶対に諦めないことが大事」と胸を張った。

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ファイナル予告のトム・クルーズ 写真:The Hollywood Reporter
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ファイナル予告のトム・クルーズ 写真:The Hollywood Reporter

マッカリー監督も、「トムはいろいろなパフォーマンスを見せるけれど、カメラの動作や照明など機材のコントロールまで一人でやってしまう。まさに、ワンマンショーだった」と感嘆。マッカリー監督は、2015年の第5作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』から監督し、2022年『トップガン マーヴェリック』では脚本を担当。「今回もエンドロールを見ながら『もっといけたね』と言っていたよ」と、その飽くなきチャレンジ精神を称えた。

トムも、「クリスのストーリーテリングの能力は、スイスの時計のように精密。出会った瞬間から一生仕事をしていきたいと思った。彼は、すべての役に輝いてほしいと思っている。だからこれは、僕の作品ではなく僕たちの作品なんだ」と強調。同シリーズは30年でファイナルを迎えるが、「これまで学んできたことを全て次につぎ込みたいと思っている。そのための目標を設定して、どんなジャンルの作品でも進化させるためにベストを尽くし、自分のキャリアをより良いものにしたい」と新たな挑戦への意欲を見せた。

最新作『M:I』記者会見でのトム・クルーズとクリストファー・マッカリー監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan
最新作『M:I』記者会見でのトム・クルーズとクリストファー・マッカリー監督 ©︎The Hollywood Reporter Japan

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日の日米同時公開の予定だったが、日本では17日から先行公開されることも発表された。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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