テイラー・スウィフトに対する恐喝の主張、名誉毀損の懸念で却下 裁判所がバルドーニ側の訴えを退ける

連邦裁判所の判事は、俳優・監督のジャスティン・バルドーニ側の弁護士に対し、「証拠が不十分で名誉毀損の可能性がある発言によってスキャンダルを助長しようとする」ような法的戦術を取らないよう警告した。
米連邦地裁のルイス・リマン判事は15日、ブライアン・フリードマン弁護士(バルドーニ側代理人)が提出した書簡を裁判所記録から削除するよう命じた。その書簡では、ブレイク・ライヴリー側の弁護士がテイラー・スウィフトに対して恐喝を行ったと主張されていた。
具体的には、ライヴリーの弁護士が、スウィフトの代理人を務める法律事務所ヴェナブルの弁護士に連絡を取り、「ライヴリーを支持する声明を出さなければ、彼女が保有するスウィフトの個人的なテキストメッセージを公開する」と脅迫したという内容だった。
14日に提出された書簡の中でフリードマン弁護士は、スウィフト側の代表者がライヴリーの法務チームに対して、これらの“不適切で明らかに恐喝的な脅迫”に言及した書面を少なくとも1通送っていると述べた。バルドーニ側は、ライヴリーが証人に対して脅迫や圧力をかけていることを裏付ける証拠として、そのやり取りへのアクセスを求めた。ただし、情報源は匿名であり、「信頼性の高い情報を持っている可能性が高い」とされるにとどまった。
ライヴリー側の弁護士マイケル・ゴットリーブ氏は、これらの主張を否定した。
スウィフトの関与は、2023年にライヴリーが映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の監督であるバルドーニをニューヨークの自宅に招き、映画冒頭の屋上シーンの修正について話し合ったことに起因する。訴状によれば、その場でバルドーニはライヴリーの夫ライアン・レイノルズと親友スウィフトに待ち伏せされ、ライヴリーによる改訂版のシーンを2人に絶賛させることで、修正案を受け入れるよう圧力をかけられたという。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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