ジュリエット・ビノシュが2025年カンヌ映画祭の審査員長に就任

ジュリエット・ビノチェは、2025年カンヌju審員の大統領に指名されました
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オスカー受賞歴を持つフランスのスター、ジュリエット・ビノシュが、カンヌ映画祭デビューから40年後に、今年のパルム・ドール候補を審査するカンヌ国際審査員の委員長を務める。

ビノシュは、『バービー』の監督グレタ・ガーウィグに代わって委員長に就任し、今年のパルム・ドール受賞者を選出する映画専門家たちのグループを統括する。

ビノシュはちょうど40年前、1985年にアンドレ・テシネの『ランデヴー』のプレミア上映でカンヌ映画祭デビューをした。この作品はビノシュの初の主演映画であり、スター女優となるきっかけとなった。後にビノシュは「私はカンヌ映画祭で生まれた」と語っている。

ビノシュはそれ以来カンヌ映画祭の常連となり、ミヒャエル・ハネケ(『コード・アンノウン』)、デヴィッド・クローネンバーグ(『コスモポリス』)、クシシュトフ・キェシロフスキ(『トリコロール/赤の愛』)、オリヴィエ・アサイヤス(『CLOUDS OF SILS MARIA アクトレス~女たちの舞台』)、クレール・ドゥニ(『レット・ザ・サンシャイン・イン』)、トラン・アン・ユン(『ポトフ 美食家と料理人』)といった国際的に評価の高い映画監督たちの作品で役柄を演じた。彼女は2010年にアッバス・キアロスタミ監督の『トスカーナの贋作』で骨董商を演じ、その演技でカンヌ映画祭の最優秀女優賞を受賞。

ビノシュは「1985年、私は若い女優としての熱意と不安を抱えながら初めて階段を登りました。その40年後に審査員長という名誉ある役職で戻ってくるなんて想像もしていませんでした」、また「この役割、責任に感謝し、謙虚さを常に持つ必要があります」と述べた。

カンヌの名誉とともに、ビノシュはヨーロッパの三大映画祭(カンヌ、ヴェネチア、ベルリン)全てで最優秀女優賞を受賞した唯一の女優であり、1994年にキエシロフスキーの『トリコロール/青の愛』でヴェネチア映画祭の女優賞を、アンソニー・ミンゲラ監督の『イングリッシュ・ペイシェント』で第二次世界大戦中の看護師を演じベルリン映画祭で銀熊賞を受賞。この役は、ビノシュにBAFTA賞とオスカー最優秀助演女優賞をもたらした。

最近では、ビノシュはトッド・A・ケスラーのAppleTV+シリーズ『ニュールック』でココ・シャネルを演じ、また『イングリッシュ・ペイシェント』の共演者ラルフ・ファインズと再びタッグを組んでウベルト・パゾリーニ監督のホメロスの『オデュッセイア』を大胆に解釈した映画『ザ・リターン(原題)』に出演した。昨年には、ポーランドの監督アニエスカ・ホランドから欧州映画アカデミーの会長の役職を引き継いでいる。

第78回カンヌ国際映画祭は、2025年5月13〜24日に開催。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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