ウェス・アンダーソン新作『フェニキアン・スキーム』カンヌで初上映―豪華キャスト集結

『フェニキアン・スキーム』カンヌプレミア上映 Courtesy of Pascal Le Segretain/Getty Images
『フェニキアン・スキーム』カンヌプレミア上映 Courtesy of Pascal Le Segretain/Getty Images
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ウェス・アンダーソン監督の最新作『フェニキアン・スキーム』が、カンヌ映画祭でプレミア上映された。本作にはベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラトム・ハンクスらが出演している。

控えめな反応と感動の瞬間

ウェス・アンダーソン監督とキャスト陣は、日曜夜にバスでルミエール劇場に登場。作品上映後には約6分間の拍手が送られたが、今年のカンヌの他作品同様、反応は控えめだった。主演のスレアプレトンは感極まり、セラに抱きついて涙を見せた。

あらすじとインスピレーション

『フェニキアン・スキーム』より、ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン Focus Features
『フェニキアン・スキーム』より、ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン Focus Features

本作は、怪しげなビジネス手法で世界的な帝国を築いた欧州の大富豪ザザ・コルダ(デル・トロ)が主人公。暗殺未遂を経て、修道女として誓いを立てようとする疎遠な娘リーゼル(スレアプレトン)を後継者に指名する。

ウェス・アンダーソン監督は、デル・トロをアントニオーニ作品のようなヨーロッパの実業家として思い描いていたと語り、レバノン出身の妻の父の存在も着想源となったという。

カンヌ常連のウェス・アンダーソン作品

『フェニキアン・スキーム』は、ウェス・アンダーソンにとって『ムーンライズ・キングダム』(2012)、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021)、『アステロイド・シティ』(2023)に続く4度目のカンヌ上映作となる。映画は5月30日よりFocus Featuresを通じて公開される予定だ。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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