ラップグループKneecapメンバー、モ・カラがテロ容疑で起訴―「断固として争う」と声明

MCネーム、モ・カラとして活動するリーアム・オグ・オ・ハナイ 写真:Courtesy of Getty Images
スポンサーリンク
Kneecapメンバーがテロ容疑で起訴
アイルランドのラップグループ Kneecap(ニーキャップ)のリーアム・オグ・オ・ハナイ(MCネーム:モ・カラ)が、2024年11月21日、ロンドン北部で行われたライブにて、ヒズボラの旗を掲げたとされる。その結果、テロ関連の罪に問われ、6月18日に裁判所へ出廷予定である。
「政治的弾圧」とKneecapが反論
バンドは起訴報道を受けて声明を発表した。「この容疑を否定し、断固として争う」と表明し、「これは政治的な弾圧だ」と訴えた。さらに、「私たちは歴史の正しい側に立っている」とし、注目をガザの人道危機からそらす行為だと批判した。
過激発言を巡る批判と否定
一方で、Kneecapは過去にも物議を醸してきた。「議員の死を呼びかける発言」や「ハマス・ヒズボラ支持の掛け声」などがオンラインで拡散された。しかし、バンド側は「文脈が無視されている」と反論し、両組織への支持も否定している。
映画『KNEECAP/ニーキャップ』での注目とその後
昨年は、Kneecapを題材にした伝記映画が話題となった。主演はマイケル・ファスベンダー。監督リッチ・ペピアットはBAFTAで新人賞を受賞した。しかし、バンドの政治的主張が原因でドイツ公演は中止され、エージェントとも契約を解消した。
現在、Kneecapは5月23日に開催されるロンドン南部で開催される音楽フェス「ワイド・アウェイク・フェスティバル」への出演を予定している。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
【関連記事】
スポンサーリンク