リック・デリンジャー、77歳で死去 代表曲にハルク・ホーガン入場曲など

Rick Derringer
R・デリンジャー 写真:Ed Perlstein/Redferns/Getty Images
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『Hang on Sloopy』(1990)などの代表曲で知られるシンガーソングライターにしてギタリストのリック・デリンジャーが月曜日(現地時間)、77歳でこの世を去った。

彼の長年の友人であったトニー・ウィルソン氏によれば、デリンジャーはフロリダ州、オーモンドビーチの療養施設にて息を引き取ったという。ウィルソンは自身のFacebookに次のようなコメントを投稿している。

「60年にもわたるそのキャリアにおいて、レジェンドたるリック・デリンジャーは音楽界にギタリスト、シンガーソングライター、プロデューサーとして確固たる足跡をのこしました。さらにデリンジャーの遺産は音楽にとどまらず、彼は持ち前のエネルギーと才能によって多くのファンを楽しませました。彼の死による音楽界の損失は計り知れません。ファンや友人、家族もみんな彼の死を悼んでいます」

また、ウィルソンによればデリンジャーの友人や家族に配慮した上で、葬儀や彼を偲ぶ会の日程は後日アナウンスされるという。

1947年、オハイオ州のセリーナにて生まれたデリンジャーは1965年、18歳にして自身の参加するバンド、マッコイズがリリースした『Hang on Sloopy』にて初の全米チャート首位に輝いた。

その後、ソロ活動でもデリンジャーは成功を収め、1973年にリリースした『Rock and Roll, Hoochie Koo』はヒット曲となった。また彼はジョニー・ウィンターの弟、エドガーと頻繁にコラボしたことでも知られ、彼らは『Frankenstein』(1973)や『Free Ride』(1972)などの名曲を制作している。

さらに、デリンジャーが1985年にリリースした楽曲、『Real American』は当時WWFに所属していたハルク・ホーガンのテーマソングとして使用されたことでもお馴染みだ。愛国心を歌い上げた同曲はヒラリー・クリントン元国務長官やドナルド・トランプ大統領をはじめとする大物政治家たちによって選挙期間中に頻繁に使用された。

デリンジャーははシンディ・ローパーやリンゴ・スター、アル・ヤンコビックなど数々の大物とコラボしてきたことでも知られ、彼とヤンコビックが1984年にリリースした『Eat It』(マイケル・ジャクソンがリリースした『Beat It』のパロディ)はグラミー賞にて再優秀コメディ楽曲賞に輝いた。ヤンコビックは火曜日、デリンジャーの訃報に際して自身のInstagramに掲載したコメントにて「とても悲しい」と綴っている。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

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