『デッドプール』ティム・ミラー監督、MCU版『X-MEN』を手がけたいと希望「マーベルの秘密兵器」

ティム・ミラー監督が、サンディエゴ・コミコンにて『デッドプール』(2016)の予告編を初公開してから10年。同作の成功により、『デッドプール』シリーズはマーベル映画の中でもっとも成功した作品の一つとなった。
そんなミラーは、自身が監督するNetflixの『ラブ、デス&ロボット』(2019-)について、米『ハリウッドリポーター』のインタビューに応じた。その中で彼は、あのマーベル作品について言及した。
「マーベルにとって、X-MENユニバースは秘密兵器だと思います。私が、コミックを気に入ったきっかけでもありますね。X-MENはお気に入りのキャラクターなので、私は(マーベル・スタジオ社長の)ケヴィン・ファイギに『MCUで仕事をさせてくれるとしたら、どうかX-MENを任せてください』と伝えてあるんです。実は20世紀フォックスが買収されたとき、X-MENの映画を構想していたんです。きっと実現していれば素晴らしいものになりましたね。原作143巻をベースにしていて、まるで『ホーム・アローン』(1990)と『エイリアン』(1979)のハイブリッドみたいな物語でした」
さらに、ミラーは今年公開された『サンダーボルツ*』を特に気に入っているとも語った。
「『サンダーボルツ*』は、すごくいい映画だと思いました。フローレンス・ピューは素晴らしかったですし、出演者みんながいい仕事をしていました。アクションの質も良くて、リアルなものでした。なにより、映画のテーマ的に統一感がありました。その重要性は忘れられがちですが、すべてを一つの結論に回収できたという感覚はとても満足するものです」
ただ同作は、このように玄人から軒並み高評価を受けながらも、興行収入面で苦戦している。ちなみに『サンダーボルツ*』監督のジェイク・シュライアーは、MCU版X-MEN監督候補との噂もある。その意味で、彼はミラーの「ライバル」になるかもしれない。
また、ミラーは『デッドプール』シリーズ仕掛け人として世間から受ける評価にも言及した。ミラー自身は監督を務めていないものの、昨年公開されたシリーズ3作目の『デッドプール&ウルヴァリン』が大好評を博したことは周知の通りだろう。
「全てにおいて、私は十分すぎるほど評価を受けていると思います。その意味で、私は世界一ラッキーな『オタク』ですね。文句はいえません。あと、ライアン・レイノルズはガチでやってくれましたね。昔は、まさかスタジオがもてるなんて思いませんでした。ましてや『デッドプール』みたいなヒットシリーズに関われるなんてね」
2024年に還暦を迎えたミラーだが、まだまだ勢いは衰えない。彼は最後に『ラブ、デス&ロボット』に対する自信を語ってくれた。
「『ラブ、デス&ロボット』は、きっと私が人生でいちばん自信を持っている作品ですね。かなり歳をとりましたが、まだまだ現役です」
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら。
【関連記事】
- ライアン・レイノルズ、デッドプールとX-MENの共演映画を模索中【独占】
- ライアン・レイノルズがナレーター・製作、ナショナル ジオグラフィック『がんばれ!栄光の脇役アニマル』予告公開
- 【6/2まで】AmazonスマイルSALEでお得な食品類|50%割引以上も!レトルト・酒・飲料水・カップ麺など多数
- 【6/2まで】AmazonスマイルSALEで大幅割引中のBlu-ray・DVDコレクション|懐かしの名作から世間を賑わしたあのドラマまで
- 【ディズニープラス】2025年6月の配信作品:『M:I』シリーズ6作品、マーベル新作ドラマ『アイアンハート』ほか