藤井道人監督、舘ひろし主演『港のひかり』に黒島結菜、斎藤工、笹野高史らが参集
藤井道人監督の最新作で、俳優の舘ひろしが主演する映画『港のひかり』に黒島結菜、斎藤工、ピエール瀧、一ノ瀬ワタル、MEGUMI、市村正親、宇崎竜童、笹野高史、椎名桔平が出演することが発表された。
やくざだった過去を捨て能登で漁師として生きる三浦と、目が見えない少年・幸太が年の差を超えて友情をはぐくむ人間ドラマ。三浦役は7年ぶりの映画単独主演となる舘、幸太役は映画初出演となる歌舞伎俳優の尾上眞秀、青年に成長した姿を眞栄田郷敦が演じる。
黒島は、青年となった幸太の恋人役。藤井監督作品は2024年Netflix製作の『パレード』以来で、「舘さんとは何度か共演していたこともあり、現場で再会を喜び合いました。映画の企画から撮影に懸ける思いをお聞きし、映画作りの面白さを改めて感じました」と振り返った。
斎藤は三浦がかつて所属していた組織の組員役で、まゆ毛をそり両側頭部を刈り上げる手呈した役づくり。「邦画の未来を照らすひかりのようなプロジェクト。愛しがたき卑劣な男を演じ、作品に少しでも役立っていることを願うばかりです」と願った。組織の組長役の椎名も、「屈折した人物を演じましたが、楽しく見ていただけたら幸いです」と声をそろえた。
元刑事という初の役どころに挑んだ市村は、舘との共演について「舘さんとお芝居できたことがうれしかった。舘さんは全てが格好いいのでまぶしかった」と同世代をリスペクト。やくざ組織の元組長役の宇崎も、「舘さんは、物静かなリアクションで全てを語ってしまう自然体で私を支えてくださいました」と感謝した。
幸太の保護者代わりとなる叔母役のMEGUMIは、「人生の歯車が少しずつ狂ってしまい、どこからやり直せばいいのかさえも見失ってしまった女性。一見、強烈なキャラクターにも見えますが、誰もが持つ優しさを体現している人。そこに共感しながら演じました」と回想。三浦の過去を知り幸太との懸け橋となる漁業組合の会長を演じた笹野は、「とても心地良い活気がありました。その貴重な経験を一つも漏らすまいと、皆のひたすらな姿が印象的でとても居心地が良かった」と、木村大作によるフィルムでの撮影現場を堪能した様子だった。
『港のひかり』は、11月14日に全国で公開される。
記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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