Number_iが音楽愛と世界戦略を語る|独占インタビュー

Head in the Cloudsに出演したNumber_i @laurahphoto/Head in the Clouds
Head in the Cloudsに出演したNumber_i @laurahphoto/Head in the Clouds
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平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人の日本人によるJ-POPグループNumber_iは、音楽制作への情熱を米『ハリウッド・リポーター』へのインタビューで語った。

同グループはJ-POPグループとしてアメリカ音楽市場でチャート上位を独走している。昨年、同グループは「コーチェラ2024」で特別ステージ“88rising Futures”に出演した。これはNumber_iとして初のアメリカ公演であり、初の大型音楽フェス出演でもあった。

Number_iは先日、88risingが主催する音楽フェス“Head in the Clouds Festival”への出演を果たした。このフェスは最新作『God_i』のリリース直後に開催され、同グループは岸がプロデュースした同名の楽曲「God_i」を披露。この楽曲には「一歩前に踏み出す勇気を与えたい」というメッセージが込められており、Billboard Japan Hot 100チャートで1位を獲得した。

Number_iはHead in the Clouds出演の数日後、米『ハリウッド・リポーター』の取材に応じ、新作『God_i』や、アメリカと日本でのパフォーマンスの違い、そして今後の展望を語った。

Head in the Clouds出演で感じたアメリカでの人気

―――Head in the Cloudsでのパフォーマンスはいかがでしたか?昨年のコーチェラに続いて2回目のアメリカ公演でしたね。

神宮寺勇太:コーチェラは僕たちにとって初めての大型音楽フェスで、あのような雰囲気にはあまり慣れていませんでした。しかし、日本で何度か音楽フェスティバルに出演した経験があったので、Head in the Cloudsではリラックスして少し楽しむことができました。

―――最新リリースの『God_i』についてはどうお考えですか?(インタビュー時点で)文字通り日本チャート「ナンバーワン」の楽曲となりましたね。

平野紫耀:世界中のファンの皆さんには本当に感謝しています。今回は僕たちの音楽を楽しんでくれる方たちに恩返しをしたかったので、特別な思いがありました。

―――Head in the Cloudsで、特にファンから人気だった楽曲はどれですか?

岸優太・平野:スタッフから聞いたのですが、「Bon」を演奏したとき、ステージを見ていなかった人たちが後方からたくさん集まってきたようです。そういう意味で集客力のある曲だったと思います。ただ、その日は暑くて、終盤は皆疲れていたので、記憶が曖昧な部分もあります。

長い年月で培われた「核」で繋がる3人

―――3人それぞれに独自の音楽の好みがあると思いますが、グループとして作る音楽にどう影響していますか?

平野:僕たちは違うジャンルの音楽を聴いて育ち、違う環境で育ってきました。ですが、もう10年以上一緒にいるので、全員に共通する確固とした「核」があります。そういう形で繋がっているんだと思います。

―――音楽という共通言語で、時間をかけて、3人だけに分かる方法でお互いを理解できるようになったということでしょうか?

岸:2人が持ってくるデモ曲はいつも本当に新鮮で、驚くこともあります。でも同時に、「ああ、彼はこれを気に入るだろうな」と納得するんです。

「自分たちらしい」音楽を世界へ届けたい

―――日本とアメリカの観客は、コンサートの楽しみ方に大きな違いがあります。そのことは感じていますか?

平野:(観客は)違いますね。アメリカの観客は、日本語の歌詞を理解していなくてもサウンドや雰囲気を楽しんでくれます。その興奮を身体で表現してくれるので、とても刺激的です。

―――そういう意味で、音楽が言語の壁を超える力は本当に強いと思います。言語が違っても、ファンが一緒に歌ったり共感してくれたりする時、何を感じていますか?

平野:音楽は国境を越えると信じていますし、良い音楽や良い作品なら、世界中の人々が理解し拡散してくれるものです。僕たちはただ、自分たちが信じるものや楽しいと思える音楽を作り、より多くの人々に広めたいと思っています。

―――アーティストは、時に予想外の形で大衆から認識されることもあるかもしれません。アーティストとしてどのように認識されたいですか?

神宮寺:難しい質問ですね。アーティストに限らず、誰でも誤解されたり、間違った判断をされたりすることはあります。だから、あまり気にしていません。僕たちが目指しているのは、ただ自分たちらしく、作りたいものを追求することです。最終的には、僕たちを応援してくれる多くの人たちに喜んでもらえれば、それでいいんです。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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