「断る理由も考えた」主演デヴィッド・コレンスウェットが語る“スーパーマン役”という挑戦

デヴィッド・コレンスウェット Ben Montgomery/Getty Images
デヴィッド・コレンスウェット Ben Montgomery/Getty Images
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新作『スーパーマン』(2025年7月11日世界公開)で主演を務めるデヴィッド・コレンスウェットが、米「GQ Hype」のカバーストーリーに登場。クラーク・ケント/スーパーマンという、ハリウッドでも特に象徴的な役に挑むことへの葛藤と覚悟を語った。

「スーパーマンのような役は、誰もが欲しがるものと思われがちだが、実際にはそうとは限らない。実際、与えられても断る人はいる。僕はそうではないが、それでも“断る理由”を真剣に考えようとした」と、コレンスウェットは語る。

最終的に彼が出した結論はこうだった。「もしこれが俳優人生で最後の役になったとしても、この役を受けるだろうか。1回きりの出演でも、10回演じられるとしても。そう考えたとき、答えは“イエス”だった」

このインタビューは、ワーナー・ブラザースとDCスタジオによる新たな『スーパーマン』の公開直前に合わせて公開されたもの。誌面には、コレンスウェットのほか、共演のニコラス・ホルト(レックス・ルーサー役)、レイチェル・ブロズナハン(ロイス・レイン役)、そして監督を務めるジェームズ・ガンも登場している。

ガンは、コレンスウェットを主演に選んだ理由について、「見た目だけでも、演技力だけでもだめだった。どちらも備えていて、さらにユーモアや繊細な感情も表現できることが重要だった」と語る。「彼は舞台出身の俳優でありながら、運動能力にも優れている。それがまた面白い」とも述べた。

かつてスーパーマン役の最終候補だったニコラス・ホルトも、「彼には“オールド・ハリウッド”のような佇まいがある。それが今の時代にこの役を演じる上で逆に新しく感じられる」と語る。「彼のカリスマ性や個性は、彼自身が憧れるクラシック映画の時代の俳優たちそのものだ」とも評価した。

ブロズナハンは、「コレンスウェットの姿勢には、撮影中ずっと感銘を受けていた。彼はこの役に真剣に向き合い、責任感を持って取り組んでいた。プレッシャーを感じていたとしても、それを感じさせなかった」と振り返る。

今回の『スーパーマン』で描かれるのは、他のヒーローとは異なるスーパーマン像である。コレンスウェットは、「彼は基本的に内面に苦悩を抱えていないヒーローだ。愛情にあふれた家庭で育ち、友人関係や恋人との関係も良好で、自分の使命を心から愛している」と説明する。

「バットマンのように両親を幼い頃に亡くしたわけでもなく、都市の闇を背負って生きているわけでもない。メトロポリスは明るく理想的な都市であり、時おり怪獣や怪物が襲ってくる以外は、とても快適な場所だ」と語った。

左から、デヴィッド・コレンスウェット、レイチェル・ブロズナハン、ニコラス・ホルト (Photo by Ben Montgomery/Getty Images)
左から、デヴィッド・コレンスウェット、レイチェル・ブロズナハン、ニコラス・ホルト (Photo by Ben Montgomery/Getty Images)

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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