孤独なSNS時代に“つながり”を問う『ウェンズデー』シーズン2 ─ ジェナ・オルテガが語る若者のリアル

Netflix『ウェンズデー』の主演であるジェナ・オルテガは最近、BBCのインタビューで、Netflixの人気ドラマの第2シーズンが、とくに「いま、私たちはどこで“つながり”を感じられるのか」と模索する人々に、どのように響くかについて語った。
「私は70年代には生きていなかったが、近所の家のドアをノックしていた話や、自転車が街中を走り回っていた話、決まった時間に決まった場所で誰かと会うのが当たり前だった、という話をよく聞く」とオルテガは語り、現代の若者たちの人間関係の築き方と比較した。
「人々は対面では会話をしない。彼らはオンライン上で交流し、コミュニティを見つけているが、それは時に、深い孤独感をもたらすこともある」
オルテガは、ソーシャルメディア時代における人々の苦悩について次のように付け加えている。
「また、ものすごく多くの声や意見にさらされるということもある。本来ならば人が経験しないような、あるいは想定されていないほどの情報量だ。だから、自分自身という感覚を見つけるのが難しくなっていると思う。若者たちはこういう問いに苦しんでいるのだ――『自分の声が際立つのは何なのか? この世界、この社会において、自分に目的意識やコントロール感、あるいは権威を与えるものは何なのか?』と」
来週から配信開始となる『ウェンズデー』シーズン2で再び登場するオルテガは、『ビートルジュース ビートルジュース』(2024年)にも出演しているが、アダムスファミリーの独特で型破りな社会との関わり方が、人々をこの番組に惹きつける理由の一つかもしれないと指摘している。なぜなら、視聴者はそこに「つながり」を求めているからだ。
「自分らしさを明確に、自由に表現し、大切なものを大切にする。それは家族だったり、身近な人だったり、自分の好きなことだったり、自分の強さや勇気、そして自分の声に対する自信である。そういう人々を見ることには、大きな安心感があるのだ」とオルテガは説明した。「いまは周囲に流されやすい、“群衆心理”が強まっている時代だ。だからこそ、若者たちがいまこの家族(=アダムスファミリー)を見ることは、かつてないほどに重要だと思う」
『ウェンズデー』シーズン2のパート1は8月6日(水)に配信開始、パート2は9月3日(水)に配信予定である。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- 【10%OFFクーポン対象】映画ファン必見!この夏、あの名作Tシャツを“着て楽しむ”
- 【ディズニープラス】2025年8月の配信作品:SFホラーの金字塔が初のドラマ化!『エイリアン:アース』、キンプリ×ミッキーマウスの夢のコラボを追う特番も
- プライムビデオで配信開始、新作ホラー映画5選|話題の実写化作品『サユリ』ほか
- Netflix『ウェンズデー』シーズン2が8月6日配信 予告編で明かされた衝撃の展開とは
- Netflix『ウェンズデー』シーズン2の冒頭6分を公開、レディー・ガガのゲスト出演も正式発表