『007』新作が本格始動──脚本はスティーヴン・ナイト、新たなボンド像は「より力強く、大胆に」

昨年のヴェネツィア国際映画祭に出席したスティーヴン・ナイト Courtesy of Getty Images
昨年のヴェネツィア国際映画祭に出席したスティーヴン・ナイト Courtesy of Getty Images
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アマゾンMGMスタジオは木曜日、007新作映画の脚本にスティーヴン・ナイトを起用すると正式に発表した。ナイトは『ピーキー・ブラインダーズ』やNetflixの『House of Guinness(原題)』、ディズニーの『A Thousand Blows(原題)』、そして2024年にアンジェリーナ・ジョリーが主演を務めた『マリア』などの脚本家として知られる。

ナイトは金曜日にBBCのラジオ番組に出演し、「ずっと挑戦したかったプロジェクトなので、声をかけてもらえて本当に光栄だ。早く作業に取り掛かりたい。長年のボンドファンとして、伝統を受け継ぎつつも、より洗練され、力強く、大胆な作品を作りたいと思っている」と語った。

また、ダニエル・クレイグの後のボンド役は誰かという質問に対し、ナイトは「非常に良い質問だが、答えられない」と応じた。

ナイトは同作のプロデューサー、エイミー・パスカルとの会議に招かれたが、当初はその目的を知らされていなかったというが、「すぐに話の内容が分かり、非常に興奮し、期待が高まった」という。

さらに、「その後、何度か会議を重ねてアイデアを練り、ようやく起用が決まったんだ。しばらく前に知らされていたが、昨夜発表された」と起用の経緯を明らかにした。また、「大きな重圧を伴う」仕事だと認めたうえで「やるべきことに最善を尽くすだけだ」と付け加えた。

次期ボンド役の候補には、ジェイコブ・エロルディトム・ホランドハリス・ディキンソンなどが挙がっていると噂されている。今週初めタロン・エガートンは、ボンド役を演じるには「自分は乱雑すぎる」として、同役を自ら辞退したことを明らかにした。

新作の『007』は、『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める。ヴィルヌーヴは父親とともにボンド映画を観て育った筋金入りのボンドファンで、「私にとってボンドは聖域だ。伝統を尊重し、これから始まる多くのミッションへの道を切り開いていきたい」と語った。

 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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