幻に終わった『ファンタスティック・フォー』第3作──主演が明かす中止の舞台裏

2005年と2007年に公開された映画『ファンタスティック・フォー』シリーズで、ミスター・ファンタスティックことリード・リチャーズを演じた俳優ヨアン・グリフィズが、当時の制作の裏側を語った。新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が2025年7月に公開されたことを受けて、グリフィズは当時「第3作の計画があった」と明かした。
「当時の考えとしては3作作るつもりだった。2作目も1作目と同じくらい成功したと思っていた。ファンも楽しんでくれたと思う」と振り返った。特に印象深かったのは、2007年の続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』でシルバーサーファーを演じたダグ・ジョーンズとの共演だったという。「彼は動きによってキャラクターに命を吹き込む、本当にすごいアーティスト」と賞賛を送った。
当時のシリーズは20世紀フォックスが配給しており、3作目に向けての勢いもあったが、最終的にはスタジオ側の判断で計画は中止された。共演者には、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリスがいた。また、ヴィランであるドクター・ドゥーム役のジュリアン・マクマホンは、2025年7月に56歳で死去している。
グリフィズは、クリス・エヴァンスとの撮影現場での思い出についても語った。「毎日が笑いにあふれていて、まるで10代のようにふざけ合っていた」と懐かしそうに話した。また、映画『デッドプール&ウルヴァリン』でエヴァンスがジョニー役でカメオ出演したことにも触れ、「あのシーンには笑った。心からうれしかった。彼が演じたジョニーへの素晴らしいオマージュだったと思う」と喜びを語った。
その後、2015年にはマイルズ・テラー、マイケル・B・ジョーダン、ケイト・マーラ、ジェイミー・ベルが出演したリブート版が公開されたが、興行的には失敗。そして2025年7月に、ペドロ・パスカル、ジョセフ・クイン、ヴァネッサ・カービー、エボン・モス=バクラックが出演する新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が公開され、再び注目が集まっている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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