全米映画ランキングまとめ!『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が2週目失速?『スーパーマン』『バッドガイズ2』など注目映画の成績は?

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズを演じるペドロ・パスカル Courtesy of 20th Century Studios/Marvel Studios
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズを演じるペドロ・パスカル Courtesy of 20th Century Studios/Marvel Studios
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マーベル・スタジオの『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は初週1億1,760万ドル(約174億円)でロケットスタートを飾り、2週目も首位を維持したが、週末の北米興行収入は4,000万ドル(約59億円)で、初週比66%減となった。観客や批評家からの評価も高かった本作だけに、予想外の下落幅となった。

本作は日曜日までに北米2億ドル突破を期待していたが、実際には10日間の北米累計興行収入は1億9,840万ドル(約293億円)と見込まれている。とはいえ、ヒーロー映画としては珍しいことではなく、夏終盤までには挽回の余地も残されている。

これに対してDCスタジオの『スーパーマン』の2週目興行収入は累計2億3,620万ドル(約349億円)で、53%の下落にとどまっている(ただし、『スーパーマン』公開時は競合するヒーロー映画がなく、1週前に『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が公開された)。

ただし、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は海外市場で巻き返している。2週目に3,960万ドル(約58億円)の海外興行収入を記録し世界累計3億6,870万ドル(約544億円)に達した。『スーパーマン』の現在の海外興行収入は累計2億3,500万ドル(約347億円)であるのに対し、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は1億7,030万ドル(約251億円)となっている。

『バッドガイズ2』『裸の銃を持つ男』も好調の発進

映画『裸の銃を持つ男』リブート版のパメラ・アンダーソンとリーアム・ニーソン Courtesy of Paramount
映画『裸の銃を持つ男』リブート版のパメラ・アンダーソンとリーアム・ニーソン Courtesy of Paramount

本作は、NBCユニバーサル/ドリームワークス・アニメーションの新作ファミリー映画『バッドガイズ2』(2位)、パラマウントのコメディ映画『裸の銃を持つ男』(3位)という初週の2作品を大幅に上回った。

『バッドガイズ2』は予想を上回る北米興行収入2,220万ドル(約33億円)でスタートを切り、今年のアニメーション映画のオープニング興行収入として2位の好成績を記録した。本シリーズはアーロン・ブレイビーのベストセラー児童文学シリーズを原作とし、動物の怪盗集団による冒険活劇を描いている。

この続編は、監督のピエール・ペリフィルとプロデューサーのデイモン・ロスが再タッグを組んで製作された。続編では、サム・ロックウェルマーク・マロンクレイグ・ロビンソンアンソニー・ラモスオークワフィナといった第1作の声優陣が再集結している。また、ザジー・ビーツ、リチャード・アイオアディ、アレックス・ボースタイン、リリー・シンらが新たに声優として参加した。

『裸の銃を持つ男』は、パラマウントの人気シリーズのリブート作品で、前作『裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱』(1994年)から31年ぶりにスクリーンを飾る。本作も期待を上回る好調で、北米で1,700万ドル(約25億円)、世界で2,850万ドル(約42億円)の興行収入を記録した。

デビッド・エリソンが設立したスカイダンスは、80億ドル規模でのパラマウント・グローバルの買収を8月7日に完了する予定だ。『裸の銃を持つ男』は、現在の体制下でパラマウント・ピクチャーズが配給する最後の映画となる。

セス・マクファーレンがプロデュースを手がけた本作で、リーアム・ニーソンは自身初のコメディ映画主演を務め、パメラ・アンダーソンと共演した。ニーソンが演じるのは、オリジナル作品でレスリー・ニールセンが演じたフランク・ドレビンの息子、フランク・ドレビン・ジュニア警部補だ。ポール・ウォルター・ハウザー、CCH・パウンダー、ケヴィン・デュランド、コーディ・ローズ、ライザ・コーシー、エディ・ユー、ダニー・ヒューストンも出演している。

アンダーソンは、同週に公開された『バッドガイズ2』と『裸の銃を持つ男』の両方に出演している。

『スーパーマン』『ジュラシック・ワールド/復活の大地』もヒットが続く

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』UNIVERSAL STUDIOS
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』UNIVERSAL STUDIOS

現在4週目の『スーパーマン』は、北米でさらに1,390万ドル(約21億円)、海外で1,120万ドル(約17億円)の興行収入を記録し、日曜日時点で世界累計5億5,120万ドル(約814億円)に達している。同作は、DC作品として3年ぶりに北米で3億ドルを突破した。

スティーブン・スピルバーグ率いるアンブリン・エンターテインメントがユニバーサルと共同製作した『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は北米でトップ5入りを果たし、北米累計は4億4,840万ドル(約662億円)、世界では7億6,600万ドル(約1,131億円)となった。

今週のもう1本の新作、アリソン・ブリーデイヴ・フランコが出演するネオン社のホラーコメディ映画『Together(原題)』は6位にランクインし、3日間の週末興行収入680万ドル(約10億円)、5日間で1,090万ドル(約16億円)を記録した。

※為替レートは2025年8月4日時点の数値で換算しています。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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