ダニエル・ゾヴァット、ビル・プルマン、シャイロー・フェルナンデスがポール・シュレイダー脚本の新作映画『Basics of Philosophy』に出演決定

ポール・シュレイダーの最新作、『ザ・ベーシックス・オブ・フィロソフィー(The Basics of Philosophy)』に豪華キャストが勢揃いするようだ。
米『ハリウッド・リポーター』によれば、同作にダニエル・ゾヴァット(『ウーマン・オブ・ジ・アワー』)、ビル・プルマン(『ロスト・ハイウェイ』)、シャイロー・フェルナンデス(『オデュッセイア』)、ダナ・デラニー(『タルサ・キング』)、カール・グルスマン(『ノクターナル・アニマルズ』)の出演が決定したという。
『The Basics of Philosophy』は、ある哲学者が過去の決断についての罪悪感と格闘する様子を描く物語だ。ジャック・ヒューストン(『ハウス・オブ・グッチ』)とソフィア・ブテラ(『レベル・ムーン』)のふたりが主演を務める。
ポール・シュレイダーといえば、いわゆる「部屋の中の男(Man in a Room)」と表現される内省的な作風でお馴染みだ。彼の作品に登場する主人公はみな、(シュレイダーの代表作)『タクシードライバー』(1976)におけるトラビス・ビックルのように孤独で、その心に抱える葛藤や闇と格闘する。実に、シュレイダーは『The Basics of Philosophy』を以下のように表現している。
「私が長いこと描いてきた人物にはタクシードライバーや薬物の売人、ギャンブラーがいました。今回はそれが哲学の教授になったということです。彼の父親の死が、彼を過去と向き合わせるのです。その意味では今回も似た人物が新たなマスクを被っているというべきでしょう」
関係者によれば先月末、『The Basics of Philosophy』の主要撮影が終わったという。『タクシードライバー』や『レイジング・ブル』(1980)など数々の名作を送り出してきたシュレイダーはどんな物語を紡ぎ出すのだろうか。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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