シドニー・スウィーニー、“バスウォーター・ソープ”騒動の真相――「おもに女性たちが批判した」と語る

シドニー・スウィーニーは、物議を醸したアメリカンイーグルのジーンズ広告についてはいまだ言及していない。しかし、今年初めに大きな話題を呼んだ別の広告についてはコメントしている。
エミー賞にノミネートされたスウィーニーは、最近『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の取材に応じ、メンズ向けパーソナルケアブランド「Dr. Squatch」との限定コラボ石けん“自身の入浴水を取り入れた”とされる特別仕様の商品をめぐるSNS上の反響を振り返った。この石けんは発売と同時に瞬く間に完売したという。
スウィーニーはネット上の騒ぎにあまり深入りすることはない。しかし「人々が何を語っているかを把握しておくことは大切だと思う。すべては観客との対話だからだ」と述べている。
そのため、『ユーフォリア/EUPHORIA』で知られるスウィーニーは、自身の“バスウォーター・ソープ”とのコラボについて「コメントしていたのはおもに女性たちだった」と語り、「それがとても興味深いと思った」と振り返った。
さらにスウィーニーは「みんなジェイコブ・エロルディの“バスウォーター”のアイデアは大好きだった」とも付け加えた。これは、エロルディが出演した2023年の映画『Saltburn』における話題性の高い際どいシーンを引き合いに出したものである。
この限定コラボ商品「シドニーのバスウォーター・ブリス」は、以前スウィーニーがDr. Squatch向けに行った挑発的な広告の流れを受けて企画されたものである。スウィーニーは2024年5月の発売時、Instagramに「@drsquatch の広告を出してから、みんなが私のバスウォーターについて聞き続けるから……残すことにした」と投稿している。
その後スウィーニーは、アメリカンイーグルのジーンズ広告でも再び注目を集めることとなった。
スウィーニーが広告の中で「遺伝子(genes)は親から子へと受け継がれ、しばしば髪の色、性格、さらには目の色といった特徴を決定する。私のジーンズ(jeans)は青い」と語る映像が物議を醸し、一部のSNSユーザーからは、この広告が優生学を促進するために作られた、あるいはナチスのプロパガンダへのさりげない言及なのではないかと批判されたのである。
この広告をめぐる騒動はオンライン上で大きな注目を集め、リゾやドージャ・キャット、米司会者スティーヴン・コルベアといった著名人に加え、副大統領J・D・バンスやドナルド・トランプ大統領までもが言及する事態となった。
トランプ大統領は当初「この広告はすばらしい」と称賛したが、その背景には、スウィーニーが昨年6月にフロリダ州で共和党に登録していたことが公的記録から判明した、と『ガーディアン』紙が報じたことがある。
一方でアメリカンイーグルは批判に対応する形で声明を発表した。
「『シドニー・スウィーニーはすばらしいジーンズを持っている』という広告は、これまでも、そしてこれからも、ジーンズそのものについてである。彼女自身のジーンズであり、彼女の物語である。我々は今後も、人々がそれぞれの方法で自信を持ってアメリカンイーグルのジーンズを着こなす姿を祝福し続ける。すばらしいジーンズはだれにでも似合うのだ」と述べた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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