マイケル・ジャクソン伝記映画、娘パリスは関与を完全否定

マイケル・ジャクソンの娘パリス・ジャクソンが、父の伝記映画をめぐる発言に反論した。俳優コールマン・ドミンゴがインタビューで『パリスと兄のプリンスは私たちの映画を支持している』と語ったことを受け、パリスは自身のインスタグラムで『私は一切関与していない』と強調して反論した。
ドミンゴは映画でマイケルの父ジョー・ジャクソンを演じる予定で、「パリスとは短く会話を交わし、とても温かく協力的だった」と語っていた。
これに対しパリスは「(ドミンゴ)、私が“協力的だった”なんて言わないで。ゼロパーセント関与だし、とても変」と投稿。初期の脚本を読んで不誠実に感じた部分を指摘したが反映されず、その後は距離を置いたと説明した。
ファン向けの映画に「私は関与しない」
パリスはさらに動画を投稿し、初稿に意見を出したが「対応されなかったので離れた」と明言。「これは私のプロジェクトではない。彼らは彼らで作るだろう」と語った。また、「作品は父のファン層の一部を満足させる内容になると思う。だから私は何も言わず静観していた」とも述べている。
この発言で彼女の立場は明確になった。つまり、映画がどのような仕上がりになってもパリス自身は関与しておらず、責任を持つ立場でもないということだ。
マイケル・ジャクソン伝記映画の現状
一方で、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体はこの映画に関与しており、甥のジャファー・ジャクソンがマイケル役として主演する。監督はアントワン・フークア。キャストには母キャサリン役のニア・ロングをはじめ、マイルズ・テラー、ローラ・ハリアー、カテリーナ・グレアム、ラレンズ・テイト、デレク・ルークらが参加する。
全米公開は当初2025年4月の予定だったが、1年延期され2026年4月に設定された。さらに追加撮影が行われ、ストーリーはジャクソンズ脱退とソロデビューの時点で終わる構成になると報じられている。続編でその後のキャリアを描く計画も進行中だという。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- 『Michael』2026年4月全米公開決定 マイケル・ジャクソン伝記映画、主演は甥のジャファー
- マイケル・ジャクソンの伝記映画―6月に22日間の追加撮影へ
- 【9月最新】2025年注目映画|配信開始日&DVD・Blu-ray特典情報まとめ
- 【第77回エミー賞】ノミネート作品発表!授賞式は9月15日、U-NEXTが日本独占ライブ配信
- 【音楽伝記映画】エミネムからボブ・ディラン、ホイットニー:音楽史を彩る名作を厳選