ダース・ベイダーのライトセーバー、史上最高額で落札の快挙

幸運な「スター・ウォーズ」ファンがダークサイドを手にした。ダース・ベイダーのライトセーバーが、オークションで天文学的な額で落札されたのである。
史上最高額を記録した銀河の遺産
このライトセーバーは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)と『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)で実際に使用された、ダース・ベイダーのスクリーンマッチ済み※1主要な決闘用のものだ。
現地時間9月4日(木)、ロサンゼルスのプロップストアで出品され、最終的に365万4,000ドル(約5億4,160万円)で落札。落札額は290万ドル(約4億2,970万円)で、これにオークションハウスへのプレミアムが加算された結果で、「スター・ウォーズ」関連アイテムとして史上最高額を記録した。
ダース・ベイダーのライトセーバーは、俳優デビッド・プラウズとスタントダブルのボブ・アンダーソンが劇中で実際に手にした逸品である。事前の見積もり評価額は100万ドルから300万ドル(約1億4,800万~約4億4,500万円)に設定されていた。
※1:スクリーンマッチ(screen-matched)とは、実際に映画のスクリーンに映っているシーンと一致することが確認された小道具や衣装のこと
※2:以下、日本円表記は2025年9月5日の為替レートで算出
初の“ヒーロー・ライトセーバー”出品
今回出品されたのは、オリジナル三部作に登場する“ヒーロー・ライトセーバー”がオークションに出品されるのは史上初とされる。開催された「エンターテインメント・メモラビリア・ライブ・オークション」は、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』公開45周年の節目と重なり、象徴的な銀河の遺産にさらに大きな意味を与える結果となったのである。
フォースが導いた驚きの落札結果
オークションでは「フォース」の力が強く働いた。前日譚三部作でヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカーのスタント用ライトセーバーが、事前予想のほぼ倍となる12万6,000ドル(約1,866万円)で落札されたのである(落札プレミアム込み)。
さらに、会場では『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)でハリソン・フォードが使用したムチとベルトが47万5,650ドル(約7,050万円)で落札。加えて、『新スタートレック』(1987~1994年)でパトリック・スチュワート演じるジャン=リュック・ピカード艦長の愛用のレッシカン・フルートも、40万3,200ドル(約6,000万円)という高額で落札された。
今回のオークションは、映画史を彩る名作の象徴的アイテムが次々と姿を現した、まさに“銀河、冒険、そして未来”を横断する一大イベントであった。
『ワンハリ』の火炎放射器も落札
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)で、リック・ダルトン役のレオナルド・ディカプリオが劇中で使用した火炎放射器タンクとバックパックが34万6,500ドル(約5,100万円)で落札された。
今夏初めには、米『ハリウッド・リポーター』が独占的に報じた通り、ダース・ベイダーのライトセーバーがオークションにかけられることも明らかになっていた。
「オリジナル三部作から現存する本物のライトセーバー小道具は極めて稀少であり、プロップストアが9月のセールでこの歴史的遺物を提供できるのは光栄である。それは世界最高峰のコレクションにふさわしい“聖杯級”の一品だ」と、同社COOのブランドン・アリンガーは声明を出している。
入札は現地時間9月4日、ロサンゼルスのピーターセン自動車博物館にて行われた。オークションは現地時間9月6日まで続き、オンライン、電話、委託入札による販売も進行中である。
2022年の伝説的落札
なお2022年には、同社がジョージ・ルーカス監督による初代『スター・ウォーズ』のために制作された、全長約56cmのスクリーンマッチ済みXウィング・ファイターのミニチュアモデルを販売した。その落札額は230万ドル(約3億8,000万円※3)を超えていた。
※3:日本円表記は、2022年の平均為替レートで算出
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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