テイラー・スウィフト新曲がNo.1獲得!ビルボードHot 100上位12位を『ショーガール』で席巻

テイラー・スウィフト、アルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール(The Life of a Showgirl)』より 写真:TAS Management
テイラー・スウィフト、アルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール(The Life of a Showgirl)』より 写真:TAS Management
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テイラー・スウィフトが、再び世界の音楽シーンを席巻した。
35歳のシンガーソングライターが放った12枚目のアルバム『The Life of a Showgirl(ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール)』が、全米ビルボード200チャートで初登場1位を獲得したのである。

売上は驚異の400万2000ユニットに達した。そのうちおよそ347万9500がフィジカルセールス、52万2600がストリーミングによるものだという(Billboard調べ)。この数字は、1991年にLuminateが集計を開始して以来、史上最大の初週セールスとなった。

アルバム収録曲すべてがビルボード・ホット100にランクインし、上位12曲を独占した。
同一アルバムの収録曲がトップ12を独占するのは史上初の快挙である。リード曲“The Fate of Ophelia”は米国内で9,250万回の公式ストリーミングを記録し、スウィフトにとって13曲目のNo.1ソングとなった。

テイラー・スウィフト、アルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール(The Life of a Showgirl)』より 写真:TAS Management
テイラー・スウィフト、アルバム『The Life of a Showgirl(ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール)』より 写真:TAS Management

続くランキングでは、“Opalite”、“Elizabeth Taylor”、“Father Figure”、“Wood”、“Wi$h Li$t”、“Actually Romantic”、“The Life of a Showgirl (feat. Sabrina Carpenter)”、“Eldest Daughter”、“CANCELLED!”、“Ruin the Friendship”、“Honey”が2位から12位を占めるという圧巻の布陣である。

ソロアーティスト史上最多のNo.1記録を樹立

『The Life of a Showgirl』は、スウィフトにとって15枚目のNo.1アルバムである。
1989(Taylor’s Version)』『Red』『Speak Now』『Fearless』などの再録版を含むこの記録により、スウィフトはドレイクジェイ・Zを抜き、ソロアーティストとして史上最多のNo.1獲得数を誇ることになった。全体では19枚のNo.1を持つザ・ビートルズが依然として最多だが、スウィフトはその記録に迫っている。

テイラー・スウィフト『The Life of a Showgirl』
テイラー・スウィフト『The Life of a Showgirl』 画像:Amazon Music

10月8日には、Luminateによるデータで「ストリーミング時代における史上最大の初週売上」を達成したことが正式に認定された。リリースからわずか数日で320万枚を売り上げ、ストリーミング分を含めると合計350万ユニット超に達したという。

メディア出演とドキュメンタリー配信

今回のアルバムに合わせ、スウィフトは久々にテレビ出演を本格的に再開した。
『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』ではアルバムの制作秘話や、カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシーとの婚約について語り、特別版として拡大放送された。
続いて『レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ』にも単独ゲストとして登場し、「これまでで一番楽しく、充実したリリースだった」と笑顔で語っている。

テイラー・スウィフト、2025年10月6日(現地時間)『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』より 写真:Todd Owyoung/NBC
テイラー・スウィフト、2025年10月6日(現地時間)『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』より 写真:Todd Owyoung/NBC

さらに『グッド・モーニング・アメリカ』で発表されたのは、ファン待望のニュースだった。スウィフトは12月12日にDisney+で6話構成のドキュメンタリー&コンサート・フィルムを公開すると発表した。これはスウィフトの「The Eras Tour」最終公演の舞台裏を描いたもので、世界的な話題となることは間違いない。

『Taylor Swift | The Eras Tour | The End of an Era』 『Taylor Swift | The Eras Tour | The Final Show』 ディズニープラスで12月12日(金)より独占配信 © 2025 TAS Rights Management LLC
『Taylor Swift | The Eras Tour | The End of an Era』 『Taylor Swift | The Eras Tour | The Final Show』 ディズニープラスで12月12日(金)より独占配信 © 2025 TAS Rights Management LLC

ポップの殿堂に新たなページを刻む

『The Life of a Showgirl』は、スウィフト自身とヒットメーカーのマックス・マーティン、シェルバックによる共同プロデュース作品である。当初は『1989』のような純粋なポップ回帰と噂されたが、実際には『evermore』や『Midnights』に近い、繊細で物語性のあるサウンドに仕上がっている。リリース初日だけで270万枚を売り上げ、1日で自身の週間最高記録を更新するという驚異の結果を叩き出した。

同時に公開されたシネマティック・コンパニオン作品では、リード曲“The Fate of Ophelia”のミュージックビデオをオンライン公開前に先行上映。スウィフト自身が監督を務め、撮影はオスカー候補撮影監督ロドリゴ・プリエト、振付は「The Eras Tour」でもタッグを組んだ振付家マンディ・ムーアが担当した。

この映像作品は映画ともドキュメンタリーとも分類しがたいジャンルレスな仕上がりであり、全米で約3,300万ドル(約50億940万円)、世界で4,600万ドル(約69億8,000万円)の興行収入を記録した。スウィフトは音楽と映像の両分野で記録を塗り替え続けている。『The Life of a Showgirl』は、まさに現代ポップの頂点を体現する1作である。

※2025年10月15日時点の為替レートで換算

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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