ジョニー・デップ、ディケンズ原作『クリスマス・キャロル』の新作でハリウッド本格復帰へ
ジョニー・デップが、ながらく遠ざかっていたハリウッドのスタジオ映画へ本格復帰することが明らかになった。
ジョニー・デップ、2度目のチャンスを求めて戦う男を熱演
ジョニー・デップが主演を務めるのは、チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を大胆に再構築した『Ebenezer: A Christmas Carol(原題)』。製作はパラマウント・ピクチャーズ、監督にはホラー映画『X エックス』(2022年)、『Pearl パール』(2022年)『MaXXXine マキシーン』(2024年)で知られるタイ・ウェストが起用されている。
脚本はネイサニエル・ハルパーンが手がけ、アンドレア・ライズボローも共演予定。かつてパラマウントの映画部門を率いていたエマ・ワッツがプロデュースを担当する。
スタジオ側は本作を「ディケンズのロンドンを舞台に、ある男が過去・現在・未来と向き合い、2度目のチャンスを求めて戦う姿を描いたスリリングなゴーストストーリー」と説明。主人公エベネーザ・スクルージを演じるデップにとっても、まさに“再起”を象徴する役柄といえるだろう。
スキャンダルで遠ざかったハリウッドとの距離
デップは、元妻アンバー・ハードとの泥沼の名誉毀損訴訟で、ながらくハリウッドと距離を置いていた。ライオンズゲート製作の『Day Drinker(原題)』の公開も決まっているが、『Ebenezer: A Christmas Carol(原題)』はデップが訴訟に勝訴してから初の大手スタジオ作品となる。
スキャンダルが報じられて以降、デップはフランス映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』(2024年)など海外作品に活動の場を移していた。2023年の第76回カンヌ国際映画祭では「自分はハリウッドにボイコットされているとは思わない。というより、ハリウッドをこれ以上必要とは感じていない」と語っている。
デップ×ウェスト――パラマウントが“熱すぎるタッグ”にゴーサイン
『Ebenezer: A Christmas Carol(原題)』の企画は、スカイダンスによるパラマウント買収前から、ハリウッド市場で注目を集めていた。
買収後、一時的にプロジェクトの精査が行われたものの、最終的に「デップ×ウェスト」という強力なタッグを見逃す手はないと判断され、製作が正式に進行することになったという。
『Ebenezer: A Christmas Carol(原題)』は、2026年11月13日に全米公開予定だ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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