映画『五十年目の俺たちの旅』、中村雅俊、秋野太作、田中健が“聖地”吉祥寺にサプライズ登場!「ピンピンしているのが奇跡」笑いと感動に包まれた、イルミネーション点灯式レポート
2026年1月9日(金)より全国ロードショーとなる新作映画『五十年目の俺たちの旅』のメインキャストである中村雅俊、秋野太作、田中健の3人が、11月3日(月・祝)、ドラマの聖地である吉祥寺でイルミネーション点灯式にサプライズ登場した。
1975年10月から日本テレビ系列で放送された『俺たちの旅』は、中村雅俊演じるカースケ(津村浩介)、秋野太作演じるグズ六(熊沢伸六)、田中健演じるオメダ(中谷隆夫)による青春群像劇。不朽の名作が今年で放送開始50年を迎えるにあたり、彼らの「今」を描く最新作『五十年目の俺たちの旅』が、2026年1月9日(金)より全国公開となる。
11月3日(月・祝)、ドラマシリーズからの撮影地として作品の舞台となってきた聖地・吉祥寺の「イルミネーション点灯式 2025」に、メインキャストの中村雅俊、秋野太作、田中健の3名がサプライズ登壇。カウントダウンを行い、吉祥寺駅前広場のイルミネーションが点灯した。

イルミネーションが点灯すると、温かな光に包まれた会場に歓声が上がった。中村は「フォレストの名の通り、森になってますね。森の中にいるような感じがします」と笑顔を見せ、田中は「50年前はこんなこと考えられませんでしたね。感動しています」と感慨深げに語った。

すると秋野は「想像していたよりショボくない?(笑) でも今年はこのくらいでいいから来年がんばって!」とおどけてみせると、中村が「秋野さん、今はこの状態で、クリスマスになったら上に重ねるんですよ。これはまだ初期段階なんです。たしかにショボいと言えばショボいかな?(笑)」と返し、会場は笑いに包まれた。


続いて映画化の話題になると、中村は「まったく考えていませんでした。『俺たちの旅 三十年目の運命』(2003)が最終章なのかなと思っていました。今回の映画化の話を聞いた時は『え!?できるの!?』と思いました」と率直な驚きを語り、「ドラマで出演された方でも亡くなってる人も多いんです。この方(秋野さん)がこうやってピンピンしてるのは奇跡なんですよ!」と笑いを誘った。
秋野は「聞いた時はびっくりしました。だって50年ですよ。50年経ってあのドラマをやるなんて、おかしいでしょう。そんな話あり得ますか?世界中見たってこんな話ないですよ。ギネスものですよ」と続け、観客から大きな拍手が送られた。

三人は「50年経っても変わらない関係性」が映画のテーマでもあると語り合い、田中は「50年経っても変わらない。役作りしなくてよかった」と笑顔。中村も「芝居に関する話し合いや議論はなかったです(笑)」と阿吽(あうん)の呼吸を感じさせた。
吉祥寺の街並みについて話が及ぶと、中村は「街はずいぶん変わったけれど、井の頭公園は昔から変わらない」と懐かしそうにコメント。秋野は、ドラマの成功要因のひとつとして、「撮影地をファンが訪れ、実際の街と作品が重なったことがリアリティにつながった」と振り返った。
現在、BS日テレでは映画化を記念して、ドラマ『俺たちの旅』が再放送中。再放送を見ていると明かした中村は「これね、おもしろいんですよ。特にあなた(秋野さん)、おもしろい!ドラマ見てると思わず頬が上がってしまうような、素敵でおもしろいですよ。50年後に言うのもなんですけど!」と笑顔を見せると、秋野も「今頃、気がつきましたか(笑)」と応じ、長年の絆を感じさせた。
最後に、中村は「ぜひ劇場に見に来てください!」と力強く呼びかけ、観客からは大きな拍手が送られた。
映画『五十年目の俺たちの旅』は、2026年1月9日(金)より全国ロードショー。吉祥寺イルミネーションの点灯期間は本日から2026年1月12日(月・祝)、点灯時間は16:00~1:00となっている。

【動画】映画「五十年目の俺たちの旅」特報【2026.1.9公開】
映画『五十年目の俺たちの旅』概要
昭和を代表する青春ドラマの金字塔「俺たちの旅」が令和の時代に戻ってくる。1975年10月にスタートした連続ドラマ『俺たちの旅』。カースケ、オメダ、グズ六が繰り広げる熱い青春群像劇は、当時の若者たちを熱狂させ、放送後も『十年目の再会』『二十年目の選択』『三十年目の運命』と彼らの人生の節目ごとにスペシャルドラマが作られてきた。そして、放送開始 50 周年を迎えた今、20年ぶりの続編『五十年目の俺たちの旅』が初の映画版として製作され、カースケたち3人の物語が初めて銀幕に登場する。カースケを演じるのは中村雅俊。今回も主題歌「俺たちの旅」はじめ、挿入歌も務める。グズ六役に秋野太作、オメダ役に田中健、さらにオメダの妹・真弓役に岡田奈々と50年前のオリジナルキャストが結集した。企画・脚本はドラマシリーズからメインライターを務める鎌田敏夫。昭和を代表する数々の大ヒットドラマを生み出してきたベテランが令和の時代に新たな物語を紡ぐ。本作で初のメガホンを取るのは主演の中村雅俊。これまでメインディレクターを務めてきた故・斎藤光生監督の演出を一番身近で見てきた中村監督が『旅』のテイストを銀幕に移し替えている。ドラマシリーズからの映像もふんだんに使い彼らの人生をたっぷりと振り返ることができる。この作品は彼らの『五十年目』の物語であると同時に、彼らが歩んできた『五十年間』の物語。今も続いている彼らの青春の旅をともにする、かけがえのない【人生の一本】となる特別な作品が完成した。
STORY
津村浩介“カースケ”(演:中村雅俊)と、⼤学時代の同級⽣の神崎隆夫“オメダ”(演:⽥中健)、カースケの⼩学校の先輩である熊沢伸六“グズ六”(演:秋野太作)の3⼈は70代になり、付き合いはすでに50年を過ぎている。カースケは現在、従業員10⼈ほどの⼩さな町⼯場を経営し、オメダは現在も⿃取県の⽶⼦市⻑を務め、グズ六は妻のおかげで介護施設の理事⻑の座に収まり、それぞれ平穏な⽇々を過ごしていた。そんなある⽇、カースケの⼯場にオメダがやってくる。カースケは、⽶⼦市⻑を務めるオメダを誇らしい気持ちで従業員に紹介するが、オメダは思いつめた様⼦ですぐにその場を後にしてしまう。また別の⽇、カースケの⼯場で製作中だったポットが⼤量に割られる事件が起きる。その中に懐かしい砂時計を発⾒したカースケ。その砂時計はかつての恋⼈・洋⼦と⾏った思い出の地、⿃取砂丘で買ったものだった。20 年前に病死した洋⼦を懐かしむカースケだが、グズ六から「洋⼦が⽣きてる︕」と驚きの情報を⽿にし…。
吉祥寺イルミネーション詳細
■イルミネーション点灯期間
2025年11月3日(月・祝)~2026年1月12日(月・祝)
点灯時間 16:00~1:00 (音楽:16:00~22:00)
■テーマ
2025 年度の吉祥寺イルミネーションは、昨年のデザインテーマを継続した「森」です。武蔵野市はかつて雑木林が所処にあって子どもの頃、公園などは特になく自然の遊び場で遊んでいました。虫や草花が豊富な森は子どもの絶好の遊び場でした。そんな森をイメージしました。この度、街の中の森、キラキラ輝く森として吉祥寺の駅前に出現します。
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