クラシック映画や傑作映画をDVD＆Blu-rayで辿る｜クライテリオン・コレクションおすすめ20選
世界中の映画ファンから支持されているアメリカのホームビデオ会社Criterion Collection（クライテリオン・コレクション）。1984年の設立以来、世界のクラシック映画や傑作映画を厳選し、高品質のDVDやBlu-rayにソフト化している。
配信で気軽に映画を楽しめる便利さがあるが、自宅にコレクションしているDVDやBlu-rayをプレーヤーで再生するのは格別の楽しさがある。
この記事では、Criterion Collection（クライテリオン・コレクション）が発売する4K UHD、Blu-ray、DVDからおすすめ映画20選をご紹介していく。
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『THE BREAKFAST CLUB』 [Blu-ray]
『ホーム・アローン』の脚本家として知られるジョン・ヒューズが監督を務めた『ブレックファスト・クラブ』（原題：THE BREAKFAST CLUB）。エミリオ・エステヴェス、ポール・グリーソン、アンソニー・マイケル・ホール、ジャド・ネルソン共演の青春群像ドラマ。土曜日の朝、補習に集められた高校生5人が、『人生とは何か』をテーマにした作文を書くうちに互いの事情を打ち明けていく。
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『Farewell My Concubine』[4K UHD]
1993年公開の『さらば、わが愛／覇王別姫』（英題：Farewell My Concubine）は、名匠チェン・カイコーが監督を手がけた一大叙事詩。香港の大スター、レスリー・チャンを主演に、京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇役者の愛憎と人生を描く。カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール受賞した。京劇の俳優養成所で兄弟のように互いを支え合い、厳しい稽古に耐えてきた2人の少年。成長した彼らは、程蝶衣（演：チョン・ティエイー）と段小樓（演：トァン・シャオロウ）として人気の演目「覇王別姫」を演じるスターに。やがて彼らは激動の時代にのまれ、苛酷な運命に翻弄されていく。
『Anora』 [Blu-ray]
2024年に公開された『ANORA アノーラ』（原題：Anora）は、『タンジェリン』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『レッド・ロケット』のショーン・ベイカー監督が手掛けたロマンティック・コメディ。本作は、第77回カンヌ国際映画祭でパルムドール、第97回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞含む5部門を受賞した。NYのストリップダンサー、アノーラ（演：マイキー・マディソン）は、職場でロシア人御曹司のイヴァン（演：マーク・エイデルシュテイン）と出会う。彼がロシアに帰るまでの7日間、アニーは1万5千ドルで“契約彼女”になり、衝撃的にラスベガスの教会で結婚。幸せ絶頂の二人だったが、息子が娼婦と結婚したと噂を聞いたロシアの両親は猛反対する。
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『Risky Business』（The Criterion Collection）[4K UHD]
『卒業白書』（原題：Risky Business）は主人公と高級コールガールとの恋を描いた青春映画。1983年に公開され、トム・クルーズが一躍トップ・スターとなった記念すべき初主演作品。シカゴ郊外の中流家庭で育ったジョエル（演：トム・クルーズ）は、名門大学を目指す高校生。成績がいまひとつで進学できるか悩んでいたが、両親が旅行に出かけると聞いて大ハシャギ。父親のポルシェを乗りまわしたり、友達とバカ騒ぎしたりと自由を満喫。挙句に売春の出前サービスを頼んでしまう。
『WALL-E』（The Criterion Collection）[4K UHD]
『ファインディング・ニモ』のアンドリュー・スタントンが監督を務めたディズニー＆ピクサー映画『ウォーリー』（原題：Wall-E）。ロボットを主人公にしたアニメーション映画。ゴミだらけになった地球を人類が捨て去った29世紀。地球にひとり置き去りにされたゴミ処理ロボットのウォーリー。彼の夢はいつか誰かと手をつなぐこと。ある日ウォーリーの前にピカピカのロボット、イヴがやってきて彼女に一目惚れしてしまう。
『Akira Kurosawa’s Dreams』（The Criterion Collection）[Blu-ray] [Import]
1990年に公開された黒澤明監督『夢』（英題：Dreams）は、監督自身が見た“夢”の世界を全8話から構成されるオムニバス形式。黒澤明を師と仰ぐスティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが制作に参加している。寺尾聰、倍賞美津子、原田美枝子、いかりや長介、マーティン・スコセッシらが出演。第1話『日照り雨』では、幼い“私”が母から見てはいけないと言われていた狐の嫁入りを目撃する。家に帰ると母が恐い顔をして立っていた。狐が来て怒っていた、腹を切って謝れと言ってたという。
『Pat Garrett and Billy the Kid』（Criterion Collection）[Blu-ray]
『ビリー・ザ・キッド／21才の生涯』（原題：Pat Garrett and Billy the Kid）は、21歳の若さで死んだ希代の無法者ビリー・ザ・キッドと、彼を追うパット・ギャレットの対決を描いた作品。1973年に公開された本作を手がけたのは、『荒野のガンマン』『ワイルドバンチ』のサム・ペキンパー監督。ニューメキシコで、無法者のビリー・ザ・キッド（演：クリス・クリストファーソン）は、仲間たちと陽気な日々を送っていた。ある日、パット・ギャレット（演：ジェームズ・コバーン）が現れ、これからシェリフになると告げる。
『After Hours』（The Criterion Collection） [Blu-ray]
1985年の映画『アフター・アワーズ』（原題：After Hours）は、仕事終わりの独身サラリーマンがニューヨークで体験する奇妙な一夜を描いたブラック・コメディ。マーティン・スコセッシは、第39回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。コンピューター・プログラマーのポール（演：グリフィン・ダン）は、退社後にコーヒーショップでヘンリー・ミラー著「南回帰線」を読んでいると、若い女性マーシーに声をかけられ、電話番号を教えられる。一度帰宅した彼はマーシーに電話して出かけるが、そのせいで悪夢のような一夜を過ごすことになる。
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『Bound』 （The Criterion Collection） [4K UHD]
1996年に公開された『バウンド』（原題：Bound）は、『マトリックス』シリーズを手掛けたラナ＆リリーウォシャウスキー姉妹（当時は兄妹）の監督デビュー作品。マフィアの金を盗んで逃亡する2人の女をジェニファー・ティリーとジーナ・ガーションが演じたクライム・サスペンス。5年の刑期を終えて出所した盗みのプロのコーキー（演：ジーナ・ガーション）。彼女はマフィアのビアンキーニから仕事を任される。そこで情婦ヴァイオレット（演：ジェニファー・ティリー）と出会い恋に落ちる。ある日、組織の会計士が200万ドルの横領が発覚し、ヴァイオレットはコーキーに金を奪い逃亡しようと持ち掛ける。
『PERFECT DAYS』（The Criterion Collection） [4K UHD]
『パリ、テキサス』で知られるドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが、東京・渋谷の公共トイレを舞台に描いた人間ドラマ。主演を役所広司が務め、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最優秀男優賞を受賞した。東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山（演：役所広司）は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度し、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。
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『Anatomy of a Fall』（The Criterion Collection） [Blu-ray]
『落下の解剖学』（英題：Anatomy of a Fall）は、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞となるパルムドール賞を受賞したサスペンス。山里離れた雪山の山荘で男が転落死した。はじめは事故と思われたが次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは視覚障がいのある11歳の息子だけ。これは事故か、自殺か、殺人か。証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、真実が現れるが…。
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『Do the Right Thing』（Criterion Collection）[DVD]
スパイク・リーが脚本・監督・主演を務めた『ドゥ・ザ・ライト・シング』（原題：Do the Right Thing）は、1989年に公開された社会派ドラマ。舞台はブルックリンの黒人街。暑い夏のある日、青年ムーキーが働くピザ屋でオーナーが些細なことで揉め始める。このことがキッカケとなり町中が暴動へと発展していく。
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『Some Like It Hot』（The Criterion Collection） [Blu-ray]
1959年に公開された『お熱いのがお好き』（原題：Some Like It Hot）は、ビリー・ワイルダー監督、マリリン・モンロー主演の傑作コメディ。禁酒法時代のシカゴ。バンドマンの（演：ジョートニー・カーティス）とジェリー（演：ジャック・レモン）は殺人現場を目撃してしまう。犯人に追われることになった2人は女装して女性楽団に紛れ込む。そこで歌手のシュガーに出会い、2人は恋をしてしまう。
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『The Before Trilogy』（Criterion Collection） [Blu-ray]
1995年の『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』、2004年の『ビフォア・サンセット』、2013年の『ビフォア・ミッドナイト』で構成された『ビフォア』三部作（英題：The Before Trilogy）。リチャード・リンクレイター監督が手掛け、主演をイーサン・ホークとジュリー・デルピーが務めた。列車で偶然出会ったアメリカ人のジェシー（演：イーサン・ホーク）とフランス人のセリーヌ（演：ジュリー・デルピー）の1995年からの関係性を追った恋愛シリーズ。
 | 価格:18135円 |
『Godzilla: The Showa-Era Films 1954-1975』(Criterion Collection) [Blu-ray]
『ゴジラ：昭和作品集（1954 -1975）』（英題：Godzilla: The Showa-Era Films 1954-1975）は、1954年公開『ゴジラ』から1975年公開『メカゴジラの逆襲』まで、昭和期に制作されたゴジラシリーズ全15作品を収録したコレクション。カバーアートはイラストレーターの清水裕子が手掛けている。本多猪四郎監督、俳優・古谷敏をはじめ、数々の貴重なインタビューも収録されている。
『The World of Wong Kar-Wai』(Criterion Collection) [Blu-ray]
『ウォン・カーウァイの世界』（原題：The World of Wong Kar-Wai）は、ウォン･カーウァイ監督作が手掛けた7作品を収めたコレクション。このセットには、『いますぐ抱きしめたい』（1988）、『欲望の翼』（1990）、『恋する惑星』（1994）、『天使の涙』（1995）、『ブエノスアイレス』（1997）、『花様年華』（2000）、『2046』（2004）が含まれる。トロント国際映画祭での『花様年華』の記者会見の様子、削除されたシーン、舞台裏映像などファンにはたまらない貴重な映像も収録されている。
『ALL THAT JAZZ』（Criterion Collection）[Blu-ray]
1979年に公開された『オール・ザット・ジャズ』（原題：ALL THAT JAZZ）は、『シカゴ』の生みの親であるブロードウェイの演出家ボブ・フォッシーの自叙的映画。監督・脚本・振付をフォッシー自身が手がけ、第33回カンヌ国際映画祭でパルムドール、第52回アカデミー賞で4部門を受賞した。舞台はニューヨークのブロードウェイ。ミュージカル監督のジョー・ギデオン（演：ロイ・シャイダー）は、酒と女とヘビースモーキング、そしてステージに明け暮れる日々を送っていた。忙しさの続く中、ジョーは過労のために倒れ生死をさまよってしまう。
『After Life 』（Criterion Collection） [Blu-ray]
1999年に公開された『ワンダフルライフ』（英題：After Life ）は、『そして父になる』『万引き家族』の是枝裕和監督が手掛けたファンタジードラマ。本作が映画デビューとなるARATAが主演を務めた。共演は寺島進、内藤剛志、伊勢谷友介ほか。天国の入り口にやってきた22人の男女。天国に行くまでの7日間で地上での大切な思い出を一つだけ選ばなければならない。彼らから思い出を聞き出す職員たちとの1週間が始まる。
『Mishima: A Life in Four』（The Criterion Collection）[Blu-ray]
1985年に公開された『MISHIMA』（原題：Mishima: A Life in Four Chapters）。監督に『タクシードライバー』（1976）の脚本を手掛けたポール・シュレイダー、エグゼクティブ・プロデューサーにフランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスを迎え、作家／劇作家・三島由紀夫の生涯を描く。三島由紀夫（演：緒形拳）が割腹自殺を遂げた最期の日を舞台に、三島の過去をたどる回想と、小説作品を映像化した劇中劇を織り交ぜて展開していく。完成から40年を経て、第38回東京国際映画祭（2025）にて日本初上映された。
『Blue Is the Warmest Color 』（Criterion Collection）[Blu-ray]
2013年に公開されたフランス映画『アデル、ブルーは熱い色』（英題：Blue Is the Warmest Color）は、第66回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞した。さらに本映画祭で史上初、主演女優のレア・セドゥとアデル・エグザルコプロスに対してもパルムドールが贈られた。高校生のアデル（演：アデル・エグザルコプロス）は、青い髪の画家エマ（演：レア・セドゥ）と運命的に出会い、2人は情熱的に愛し合うようになる。しかし数年が経ち、2人の気持ちは徐々にすれ違っていく。
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