『グレイズ・アナトミー』制作一時停止へ ICE抗議「ナショナル・シャットダウン」に連帯
ABCの長寿医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』が、米国内で行われる抗議行動「ナショナル・シャットダウン(National Shutdown)」に連帯する形で、金曜日に制作を一時停止することが明らかになった。
本作は当日のみ撮影を中断し、土曜日には制作を再開する予定。番組スタッフの一部が抗議活動への参加を予定していたことを受け、制作陣が撮影停止を決定したという。この動きを最初に報じたのは米『Deadline』。

今回の「ナショナル・シャットダウン」は、ミネソタ大学の学生団体が中心となって呼びかけたもので、移民・関税執行局(ICE)および税関・国境警備局(CBP)の活動に抗議する目的で実施されている。主催者側は、ミネアポリスで連邦捜査官によって殺害されたレニー・グッド氏およびアレックス・プレッティ氏、さらにロサンゼルスで命を落としたキース・ポーター・ジュニア氏の事件を問題視している。
今回の抗議行動では「学校に行かない、働かない、買い物をしない」という呼びかけがなされており、ICEへの連邦予算の打ち切りが求められている。
ロサンゼルスでは複数の飲食店や店舗もこの動きに賛同しており、ロサンゼルス市庁舎、バーバンク、サンタクラリタなど南カリフォルニア各地で抗議集会が予定されている。

なお、『グレイズ・アナトミー』の制作停止は、連邦資金の打ち切りによって臨床試験が影響を受けるというテーマを扱ったエピソードの放送直後というテーマを扱ったエピソードの放送直後であり、象徴的なタイミングとなった。
一方、米議会では現地時間水曜日、国土安全保障省(ICEおよびCBPを管轄)への予算案が上院で否決され、共和党議員7名が民主党側に同調した。現在、ほか5本の歳出法案の審議が週末にかけて続けられており、民主党はICEに対する制限を盛り込んだ包括的な予算案を模索している。今後、法案は下院に差し戻される見通しで、承認を得る必要がある。
『グレイズ・アナトミー』は、社会問題を物語に取り入れてきたドラマとして知られており、今回の対応もその姿勢を反映したものと言える。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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