『リトル・マーメイド』主演が語る人種差別批判の裏側 ゼンデイヤらが支えに
ディズニー実写版『リトル・マーメイド』でアリエルを演じたハリー・ベイリーが、公開から3年を経て当時の反響を振り返り、批判の渦中にいた経験が自身を成長させたと語った。米Varietyが報じている。
2023年公開の同作は、黒人俳優であるベイリーの起用をめぐり、一部で人種差別的な反発が巻き起こり、SNS上では激しい誹謗中傷も見られた。しかし彼女自身は、その出来事を「ネガティブには捉えていない」という。
「自分の声を信じることを学んだ」
最新作『You, Me & Tuscany(原題)』のプロモーションで英紙のインタビューに応じたベイリーは、『リトル・マーメイド』についてこう語っている。
「本当に美しい経験でした。自分自身の声や、内なるポジティブな声に耳を傾けることの大切さを学んだんです。そして“雑音を遮断する方法”も」
さらに彼女は、賛否が入り乱れる状況の中に身を置いたこと自体が、ある種の“解放”でもあったと明かす。
「いろんな意見が飛び交う中にいると、まるで自分を外から観察しているような感覚になるんです。業界で成長していく中で、自分自身の軸が鍛えられる。私にとっては、それが地に足をつける助けになりました」
ハリウッドで“平常心”を保つための方法
ベイリーは、精神的なバランスを保つために自然の中で過ごす時間を大切にしているという。
「自分がいかに小さな存在かを感じるのが好きなんです。世界は広くて美しい。その中のほんの一部でしかない自分がここにいること自体が祝福。でも同時に、これが人生のすべてじゃないとも思える」
名声やキャリアよりも「大切な人とのつながり」が重要だと語る姿勢は、ハリウッドの若手スターとしては印象的だ。
ゼンデイヤやアリアナ・グランデが支えに
激しいバッシングの中で、彼女を支えたのは同世代の俳優たちだった。
特にゼンデイヤやアリアナ・グランデが直接励ましの言葉を送ってくれたと明かしている。
また、『白雪姫』の実写版で同様に議論の的となったレイチェル・ゼグラーの存在も大きかったという。
「女性同士って、お互いを守る小さなバブルのようなものを自然と作ると思うんです。特に多くの意見にさらされているときはなおさら。彼女たちは“あなたはすばらしい”って言ってくれる存在でした」
「人種をめぐる議論」は予想していた
ベイリーは以前から、自身のキャスティングをめぐる議論が起きること自体は「驚きではなかった」と語っている。
「黒人として生きていると、ある程度は予想できることなんです」
SNSで「#NotMyAriel」がトレンド入りした際には、家族、とりわけ祖父母の言葉が支えになったという。
「あなたがやっていることは、これまで差別を経験してきた私たちや、これから自分自身をスクリーンに見る子どもたちにとって大きな意味がある――そう言ってくれました」
“最適な俳優”を選んだ結果
なお、本作の監督ロブ・マーシャルは、キャスティングについて「特定の意図はなかった」と説明している。
「私たちはあらゆる人種の俳優をオーディションし、ただ最も適した人物を選んだ。それだけです」
彼が求めていたのは、「強さ、情熱、知性、そして喜びに満ちたエネルギーを持つ俳優」だったという。
【関連記事】
- 歴代ディズニーアイドル&ニコロデオン出身スターをまとめて紹介│あのセレブも子役出身だった!?
- 【2026年版】ディズニープラス配信作品おすすめ25選!話題の映画・シリーズを網羅
- ディズニー実写版『ロビン・フッド』企画中止、監督が明かす
- 映画『私がビーバーになる時』キャラポスター解禁|ディズニー&ピクサー最新作の“もふもふ”ワンダーランド全貌
- 実写版『モアナと伝説の海』の本予告編が解禁!ドウェイン・ジョンソン演じるマウイの“完全再現”が話題に
