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『フレンズ』俳優マシュー・ペリーを死に追いやった“ケタミン女王”に実刑、「反省の色なし」と断じられた冷酷な手口とは

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『フレンズ』俳優マシュー・ペリーを死に追いやった“ケタミン女王”に実刑、「反省の色なし」と断じられた冷酷な手口とは
マシュー・ペリー(左)、ジャスビーン・サンガ被告(右)写真:Theo Wargo/Getty Images for Tribeca Film Festival; Jojo Korsh/BFA.com
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大人気ドラマ『フレンズ』で知られる俳優、マシュー・ペリーの急死から始まった一連の事件が、大きな節目を迎えた。米ロサンゼルスの連邦地裁は現地時間4月8日(水)、ペリーに致死量のケタミンを販売したとして、ノースハリウッドの麻薬組織で中心的な役割を担っていたジャスビーン・サンガ被告に対し、禁錮15年の実刑判決を言い渡した。

▼『フレンズ』俳優マシュー・ペリー急死、薬物密売の元締めに禁錮15年

マシュー・ペリー 写真:Michael Kovac/FilmMagic
マシュー・ペリー 写真:Michael Kovac/FilmMagic

「ケタミン女王」の異名を持つサンガ被告は、長年にわたりロサンゼルスの自宅を拠点に組織的な薬物密売ビジネスを展開していた。被告は自らをハリウッドの著名人を顧客に持つ「独占的ディーラー」として売り込み、セレブリティの間でその名を広めていたという。

裁判資料によると、サンガ被告は2023年、知人を介してマシュー・ペリーがケタミンに関心を持っていることを知ると、即座にサンプルを提供。その後、計50瓶ものケタミンを供給し、そのうちの1瓶がペリーの命を奪う結果となった。検察側は、サンガ被告がペリーの死を知った直後、共犯者にメッセージの消去を命じるなど、証拠隠滅を図った冷酷な実態を明らかにした。

■反省なき密売の実態と過去の犠牲者

検察側は、サンガ被告を「反省の色がまったくない密売人」と厳しく非難した。被告は2019年にも別の男性に薬物を販売し、死に至らしめた過去があった。警察が被告の自宅を家宅捜索した際には、1.5キログラムを超えるメタンフェタミンが発見されるなど、その犯行は常態化していた。

対する被告側は、自身を「大規模な密売人」とする検察の主張に反論し、単なる転売人に過ぎないと主張していた。しかし、連邦地裁判事はケタミン譲渡や死に至らしめた罪など5つの連邦犯罪について有罪を認め、出所後3年間の監視付き釈放を含む禁錮15年の判決を下した。

▼遺族の悲痛な訴え「窓に灯る光も消えた」

(左から)ジェニファー・アニストン、マシュー・ペリー、『フレンズ』より 写真:Warner Bros. / Courtesy: Everett Collection
(左から)ジェニファー・アニストン、マシュー・ペリー、『フレンズ』より 写真:Warner Bros. / Courtesy: Everett Collection

判決に際し、マシュー・ペリーの継母であるデビー・ペリーは被害者影響供述書を提出し、サンガ被告が数え切れないほどの人々に取り返しのつかない苦しみを与えてきたと強調。「もはや喜びはなく、窓に灯る光もない」と、最愛の息子を失った深い喪失感を言葉に滲ませた。

今回の事件では、サンガ被告のほかにも複数の人物が訴追されている。マシュー・ペリーに薬物を供給した医師のサルバドール・プラセンシア被告には禁錮30ヶ月、薬物を横流ししたクリニック経営者のマーク・チャベス被告には保護観察3年と自宅禁錮の判決が下った。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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