FKAツイッグス、ジョセフィン・ベイカー伝記映画で主演 遺族公認の本格映画化
FKAツイッグスが、米仏で活躍した伝説的エンターテイナー、ジョセフィン・ベイカーの伝記映画で主演を務めることが明らかになった。監督・脚本は『キューティーズ!』のマイムナ・ドゥクレ。ベイカーの遺族が全面的に協力する初の大規模映画化として、今年のカンヌ国際映画祭で海外セールスが開始される。
FKAツイッグスがジョセフィン・ベイカーの生涯を演じる
本作は、グラミー賞受賞アーティストのFKAツイッグスが、ジョセフィン・ベイカー役に挑む伝記映画。製作はスタジオカナルと、ドゥクレ監督の過去作を手がけたフランスのビアン・ウ・ビアン・プロダクションズが担当する。
撮影は今秋開始予定。スタジオカナルはフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど主要地域で劇場配給を担う。
FKAツイッグスは声明で、「ジョセフィン・ベイカーの闘い、愛、喪失、才能、そして勇気をスクリーンに届けられることを楽しみにしている」とコメント。現代においてもなお重要な存在であると、その意義を語った。
遺族公認で実現した初の本格的な映画化
本作は、ジョセフィン・ベイカーの息子であるジャン=クロード・ブイヨン・ベイカーとブライアン・ブイヨン・ベイカーの協力のもと開発が進められてきた。
ベイカーの人生はこれまでも何度か映像化が企画されてきたが、遺族の全面的な支持を受けた長編映画としては今回が初となる。
ジョセフィン・ベイカーは1950年代以降、フランス南西部の城で12人の子どもを育てたことでも知られる。その多民族の大家族は「レインボー・トライブ」と呼ばれ、彼女の思想を象徴する存在として語り継がれている。
ジョセフィン・ベイカーとは何者だったのか
1906年、アメリカ・セントルイスにフレーダ・ジョセフィン・マクドナルドとして生まれたベイカーは、1925年にパリへ渡り、一躍ジャズ・エイジを象徴するスターとなった。
その後は第二次世界大戦中にフランス・レジスタンスに参加。さらにアメリカでは公民権運動にも加わり、1963年のワシントン大行進ではマーティン・ルーサー・キング・ジュニアと行動をともにした。
2021年には、フランスの国立霊廟パンテオンに祀られた初の黒人女性となり、進歩的価値観を体現した歴史的人物として再評価が進んでいる。
『キューティーズ!』のマイムナ・ドゥクレが監督
監督・脚本を務めるマイムナ・ドゥクレは、セネガル系フランス人の映画監督。長編デビュー作『キューティーズ!』で、2020年のサンダンス映画祭・ワールドシネマ部門監督賞を受賞した。
ドゥクレは「ジョセフィン・ベイカーは長年、自分の中に生き続けてきた存在」と語り、「伝説の裏側にある矛盾や傷、そして尊厳のために闘い続けた強さを描きたい」とコメントしている。
俳優としても存在感を強めるFKAツイッグス
FKAツイッグスは今年2月、アルバム『Eusexua』で自身初のグラミー賞を受賞した。俳優としても活動の幅を広げており、『ハニーボーイ』や『ザ・クロウ』、『The Carpenter’s Son(原題)』に出演。
さらに近年は、アン・ハサウェイ、ミカエラ・コールと共演したA24作品『Mother Mary(原題)』にも参加している。
スタジオカナルのCEOアンナ・マーシュは、「ジョセフィン・ベイカーの物語は長年映画化したいと考えてきた題材だった」と述べ、マイムナ・ドゥクレとFKAツイッグスという組み合わせに大きな期待を寄せている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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