ジブリ全23作品が英国へ GKidsが配給権取得、IMAX再上映も始動
米配給会社GKidsが、スタジオジブリの全23作品ライブラリーについて、英国およびアイルランドでの配給権を獲得したことが明らかになった。劇場公開からホームビデオ、テレビ、デジタル配信までを含む包括的な契約で、同地域におけるジブリ作品の展開が新たな局面を迎える。
IMAXで『魔女の宅急便』から再始動
新たな配給契約の第1弾として、『魔女の宅急便』(1989)がIMAXで再上映される。公開は8月21日を予定しており、若き魔女キキが見知らぬ港町コリコで自立していく姿を描いた宮崎駿の代表作の一つが大スクリーンでよみがえる形となる。
今後はIMAX上映の対象として、『借りぐらしのアリエッティ』(2010)や『耳をすませば』(1995)なども予定されている。
さらにGKidsは、2026年秋以降にかけて4Kリマスター版のIMAX上映およびパッケージメディア展開を段階的に進める方針だ。
『千と千尋の神隠し』など全作品をホームビデオ展開
今回の契約にはホームビデオ展開も含まれており、『千と千尋の神隠し』(2001)や『君たちはどう生きるか』(2023)、さらに『ハウルの動く城』、『もののけ姫』、『となりのトトロ』など、ジブリの主要作品群が再リリースされる予定となっている。
GKidsはこれまで北米においてジブリ作品の配給を担ってきた実績があり、英国・アイルランド市場でも同様の役割を拡大する形となる。
Netflixの配信権は対象外
今回の契約は、世界セールスエージェントGoodfellasとの合意により成立したもので、ストリーミング配信権は含まれていない。ジブリ作品の配信は北米と日本を除き、Netflixが権利を保有している。
また英国・アイルランドでの展開では、GKidsはグラスゴー拠点の配給会社Anime Limitedと連携する。同社はToho Globalに買収された経緯を持ち、これまでも『パーフェクトブルー』や『エヴァンゲリオン』などの作品で協働してきた実績がある。
さらに両社は今後、『ゴジラ-1.0』の新展開にも関わる予定だ。
GKidsのデイビッド・ジェステッドは今回の契約について「英国・アイルランドのファンにジブリ作品を丁寧に届けていく」とコメント。交渉はGKidsのエリック・ベックマンとGoodfellasのヴァンサン・マラヴァルの間で行われた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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