【F1イタリアGP2026】ガスリーが衝撃のキャリア初ポール|モンツァが沸いた土曜日
「スピードの殿堂」でアルピーヌが歴史を刻む——角田裕毅は苦しい予選に*
モンツァ。イタリアの秋の空気が漂い始めた「スピードの殿堂」に、F1が帰ってきた。ティフォシが情熱的に埋め尽くすスタンド、フェラーリへの愛と声援、そしてモンツァ特有の超高速バトル——その舞台で土曜日、誰もが予想しなかった結末が待っていた。
セレブリティの顔ぶれはイタリアらしく地元色が強く、ミラノのファッション界とF1の接点が随所で感じられた。フェラーリのホームレースとあって、イタリア各界の著名人がパドックに集い、地元チームへの期待とともに週末を盛り上げた。そして日本のF1ファンにとって特に目を引いたのは、角田裕毅の動向だ。オランダでのスポット参戦で存在感を示したばかりの角田が、ホームチームのレーシングブルズで再びコースに立った——しかし土曜日は苦しい一日となった。
【イタリアGP2026予選】ガスリー、劇的な逆転でキャリア初ポール
Q1では角田裕毅がグリップ不足に苦しみ17位で早々の敗退。オランダでの健闘からわずか1週間、モンツァの路面は角田に厳しかった。チームメイトのリンドブラッドは順調にQ3へ駒を進め、対照的な結果となった。
Q2では今週末フリー走行で好調を見せていたハミルトンがQ3進出の境界線上で苦戦。アウディのボルトレートがハミルトンにわずか0.001秒届かず11位で敗退するという息詰まる展開の末、ハミルトンが10番手でかろうじてQ3進出を決めた。
そして運命のQ3。最初のアタックを終えた段階ではラッセルとピアストリがタイムシートの上位を占め、ガスリーは3番手。しかしセッション終了直前、最新アップデートを施したアルピーヌを駆るガスリーが完璧なアタックを完遂した。1分21秒786——ラッセルとピアストリを土壇場で逆転し、キャリア初のポールポジションを手にした瞬間、モンツァに大歓声が響き渡った。2020年にF1初勝利を挙げたこの相性の良いサーキットで、ガスリーはまた新たな歴史を刻んだ。
フェラーリ勢はフリー走行での勢いが影を潜め、ルクレール4位、ハミルトン5位。フェルスタッペンが6位、アントネッリが7位に続いたが、アントネッリはエンジン交換ペナルティにより後方グリッドからのスタートが決定している。アルピーヌはコラピントも8位に入りダブルQ3進出という快挙。ブレーキトラブルに苦しんだノリスが9位、リンドブラッドが10位で予選を終えた。
明日の決勝、ガスリーが2020年以来の勝利を掴むのか。それともメルセデス、マクラーレン、フェラーリが逆転するのか。アントネッリの後方からの追い上げも見どころだ。チャンピオンシップリーダーが後方から何台かわせるか——モンツァの日曜日から目が離せない。
予選結果トップ10:
- ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
- ジョージ・ラッセル(メルセデス)
- オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
- シャルル・ルクレール(フェラーリ)
- ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
- マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- キミ・アントネッリ(メルセデス)※後方グリッド降格
- フランコ・コラピント(アルピーヌ)
- ランド・ノリス(マクラーレン)
- アーヴィッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
