マックルモア、パレスチナ支援ツアーが即完売──エド・シーランの公演から外れた後に発表
ラッパーのマックルモアが、パレスチナ支援を掲げて開催する「Free Palestine」ツアーについて、ダブリン、パリ、ロンドンの3公演が即完売したと報告した。エド・シーランの「Loop Tour」から外れたことを受け、自身のツアーを発表していた。
マックルモア「Free Palestine」ツアー、3公演が即完売
マックルモアは9月30日(現地時間)、自身のInstagramで「Free Palestine」ツアーについて、「3公演すべてが即完売した」と報告した。
「正直、圧倒されています。これらの公演は、コミュニティとともに急ピッチで準備しました。ミュージシャンがパレスチナと連帯し、ステージを使って資金を集め、集団で行動することがどのようなものなのかを示せると信じているからです」とコメント。
さらに、「権力を持つ人々が私たちの解放を求める声を封じようとするとき、アートは常に抵抗の形であり続ける」とつづった。
公演はアイルランドのダブリン、フランスのパリ、イギリスのロンドンで行われる予定。マックルモアは「ダブリン、パリ、ロンドン。皆さんが示してくれたことに感謝します。今回の公演への反応は、世界中に自由なパレスチナを求め、ともに立ち上がる人々がどれほどいるのかを改めて示すものです」と述べ、出演者のラインナップは近日中に発表すると明かした。
マックルモア、「Free Palestine」ツアーを急きょ発表
マックルモアは9月24日、「Free Palestine」ツアーの開催を発表していた。公演の収益はすべて、パレスチナの人々とその運動を支援する団体に寄付するとしている。
今回のツアー発表は、エド・シーランの「Loop Tour」からマックルモアが外れたことを受けたもの。マックルモアは9月4日と5日、ニュージャージー州イースト・ラザフォードのメットライフ・スタジアムで行われたシーランの公演にオープニングアクトとして出演。ステージ上でパレスチナ支持を訴え、その発言が議論を呼んでいた。
その後、ツアーのプロモーターは、マックルモアが出演者に残った場合、一部の会場が公演の開催を認めない意向を示していると説明した。ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナー、ロバート・クラフトが所有するギレット・スタジアムもその一つだった。
一連の騒動を受け、フィニアス、デンマークのポップバンド、ルーカス・グラハム、アイルランド人シンガーソングライターのアーロン・ロウ、さらにシーランのツアー・バンドを務めていたアイルランドのフォークバンド、ビーガも、マックルモアへの連帯を示してツアーから離脱した。
エド・シーラン、マックルモアのツアー離脱について説明
シーランはマックルモアがツアーから外れたことをめぐり声明を発表し、「マックルモアがツアーから外れたのはプロモーターの決定で、私の決定ではない」と説明した。
さらに、会場側と話し合いを重ねたほか、プロモーターや双方の立場にある活動家とも直接協議し、解決策を模索したものの、最終的に会場とプロモーターの決定を覆すことはできなかったと明かした。
9月19日、米フィラデルフィアのリンカーン・フィナンシャル・フィールドで行われた公演でも、この問題に言及。「自分のキャリアでは、政治的なコメンテーターにはなりたくない。音楽やショーは分断ではなく団結、人間性であってほしい」とした一方、「これは人道的な問題であり、もう自分の気持ちを隠すことはできない」と語った。
マックルモアは以前からパレスチナ支持を表明しており、シーランの公演での発言後には、イスラエル系米国人団体などがツアーから外すよう求めていた。また、歌手のピンクは、マックルモアの発言をめぐる批判的な投稿を拡散したものの、本人をツアーから外すよう求めたわけではないと説明している。
これに対し、マックルモアはSNSで「すべての人間が平等に扱われることを望むのは、決して議論の対象になるようなことではない」と反論していた。
なお、マックルモアは2014年にも、ユダヤ人を戯画化したものと受け取られかねない衣装を着用したことで批判を受け、当時謝罪している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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