黒沢清監督オリジナル脚本の新作「Chime」が完成。Roadsteadで24年に独占販売
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黒沢清監督のオリジナル脚本による最新作「Chime」が完成し、DVT(デジタルビデオトレーディング)の配信プラットフォームRoadsteadで2024年に独占販売される。
1997年「CURE/キュア」、2003年「ドッペルゲンガー」などオリジナルのサスペンスやホラーに定評のある黒沢監督が、「自由に作品を制作してほしい」という依頼を受け着手。
料理教室講師の松岡が、生徒の一人である田代から「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってくる」と告げられたことから日常が崩れ始めていく恐怖が描かれる。18年「菊とギロチン」、23年「雑魚どもよ、大志を抱け!」などでバイプレーヤーとして鳴らす吉岡睦雄が、松岡役で映画初主演する。
DVTとは、映像を制限なく配信するプラットフォームとは違い、オンライン上に存在する映像作品をユーザーが楽しむだけではなく、第三者に転売やレンタルすることで収益を得られるシステム。
販売される作品は数量限定で全てにシリアルナンバーを付与。購入者が流通(トレーディング)に参加できるだけではなく、その売り上げから出品者に権利料が還元される。ユーザーが出品者の活動を経済面から支援することで、映像クリエイターに正当な対価と持続的な創作活動の場を提供していく仕組みの確立を目指している。
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