パオラ・コルテッレージ監督の『There’s Still Tomorrow』ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にノミネート
パオラ・コルテッレージ監督の『There’s Still Tomorrow』がダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にノミネートされた。
彼女の長編デビュー作は、イタリアの興行成績で『バービー』を上回り、イタリアのアカデミー賞で19ノミネートを獲得し、マッテオ・ガローネ監督のアカデミー賞ノミネート作『Io Capitano』の15ノミネートを上回った。
彼女の『There’s Still Tomorrow』は、昨年イタリアでトップの興行収入を記録したモノクロのフェミニスト・コメディで、イタリアのアカデミー賞に相当する2024年度ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の最有力候補であり、最優秀作品賞を含む19部門にノミネートされている。
コルテッレージは『There’s Still Tomorrow(原題)』でドナテッロ賞の監督デビュー作にノミネートされた。 また、フーリオ・アンドレオッティ、ジュリア・カレンダと共同脚本を手掛けた同作品では、最優秀女優賞と最優秀オリジナル脚本賞にもノミネートされた。
マッテオ・ガローネ監督の難民ドラマ『Io Capitano』は、今年のアカデミー賞長編国際部門にイタリアからノミネートされ、ガローネ監督の最優秀作品賞と最優秀監督賞を含む15部門でドナテッロにノミネートされた。
ドナテッロの最優秀国際映画賞候補には、クリストファー・ノーランとジュスティーヌ・トリエットのオスカー受賞作『Oppenheimer』と『Anatomy of a Fall』、マーティン・スコセッシ監督の『Killers of the Flower Moon』、アキ・カウリスマキ監督のフィンランドのおどけたドラマ『Fallen Leaves』、ロドリゴ・ソロゴエン監督のスペインを舞台にしたスリラー『The Beasts』などがある。
第69回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞は、5月3日にローマの伝説的なチネチッタ・スタジオで開催され、イタリア公共放送Rai 1で生中継される。