「ドナヒュー」でデイタイムエミー賞を受賞し、シカゴのWGNでも25年間働いていたロン・ワイナー監督が死去した。彼は93歳であった。

彼は3月18日に亡くなったと家族が発表した。死因は明らかにされていない。

ロン・ワイナーの人生

1930年にシカゴで生まれたワイナーは、家族で初めて大学に進学した。イリノイ大学ネイビーピア校で2年間の学部課程を修了した後、コロンビア大学に進学し、スピーチ学の学士号を取得した。

海軍士官候補生学校に通い、アルゼンチン海軍基地で通信士官として3年間過ごした後、ワイナーは1956年にシカゴ・トリビューン社所有のWGN-TVでテレビの仕事を始めた。小道具係としてスタートし、1960年までにスタッフディレクターにまで昇進し、いくつかの異なるWGNプログラムの監督を務めた。

そして1974年、フィル・ドナヒューがトークショーをWGNに移したとき、ワイナーは「ドナヒュー」の監督を任された。彼の仕事ぶりは、トークショーやサービス番組/バラエティ番組の優れた個人演出でデイタイムエミー賞を3回獲得した（彼は合計7回エミー賞にノミネートされた）。

「ドナヒュー」の後、ワイナーはトークショーやパイロット番組で働き、数々の番組に携わった。また、テレビやラジオのコマーシャルでナレーションも行っていた。

ワイナーは数十年にわたってコロンビア大学でテレビ演出のクラスを教え、シカゴ・シェイクスピア・プロジェクト、ノース・ショア室内管弦楽団協会、全米監督協会シカゴ調整委員会の理事を務めるなど、芸術界でも活躍した。また、2003年には全米テレビ芸術科学アカデミーからシカゴ/ミッドウェスト・シルバー・サークル賞を受賞した。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。