興行収入:「シビル・ウォー」が新作ヴァンパイア映画「アビゲイル」と首位争いを繰り広げる

Kirsten Dunst and Cailee Spaeny in Alex Garland's 'Civil War'
アレックス・ガーランド監督の『シビル・ウォー』にキルスティン・ダンストとカイリー・スペイニーが出演
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アメリカの分裂を描いたアレックス・ガーランドのディストピア政治アクション映画「シビル・ウォー」は、新作バンパイア映画「アビゲイル」を退けて興行収入の首位を維持しそうだ。

予想通りなら、「シビル・ウォー」は2週目で1,100万ドルを稼ぎ、インディースタジオA24の国内総収入は4,400万ドルを超える好調な数字となる。

週末を前に、「アビゲイル」は「シビル・ウォー」からより大きなシェアを奪うと予想されていたが、現在のところ1,000万ドル台でのオープンとなりそうだ。それでも、マーケティング前に2,800万ドルという控えめな製作費の割には、スタジオ作品としては立派な数字だ。

アビゲイルとは?

「アビゲイル」は、「スクリーム」シリーズのリブートとホラー・ヒット作「Ready or Not」を手がけたマット・ベッティネリ=オルピンとタイラー・ギレットの監督コンビ「Radio Silence」の作品だ。スティーブン・シールズが脚本を手がけた本作は、暗黒街の有力者の娘である12歳の少女が犯罪者グループに誘拐された時に起こる恐怖を描いている。そしてその若き娘はバレリーナであり吸血鬼でもあるのだ。

ワーナー・ブラザースとレジェンダリーの「ゴジラ×コング 新たなる帝国」は4週目にして脅威であり続け、900万ドル以上を稼ぎ、国内で1億7,000万ドルの大台を突破すると予想されている。

ガイ・リッチーの新作「ザ・ミニストリー・オブ・アンジェントルマンリー・ウォーフェア」も880万ドル前後でオープンし、そう遠くないところにいるはずだ。ヘンリー・カヴィルを始めとする豪華キャストを揃えたこのアンサンブル作品は、ナチスのUボートを破壊する任務を負った無法者集団による第二次世界大戦中の秘密作戦を描いている(実話を基にしている)。このライオンズゲート作品はCinemaScoreでA-を獲得している。

ユニバーサルとドリームワークス・アニメーションのヒット・ファミリー作品「カンフー・パンダ4」(公開7週目)とクランチロールの新作アニメ「SPY×FAMILY CODE:WHITE」は、450万ドル前後の週末興行収入で4位争いを繰り広げている。

「SPY×FAMILY」が勝ち、さらに高い成績を収めるだろうと予想するボックスオフィス専門家もいる。この日本のスパイアクションコメディアニメは、遠藤達哉の少年漫画「SPY×FAMILY」を原作としている。

「カンフー・パンダ4」の国内総収入は、日曜日までに1億8,000万ドル近くに達する見込みだ。

全体的に、週末の興行収入は低調で、年初来の興収は前年比20%以上の大幅な減少となっている。ハリウッドのスタジオにとって、夏は待ち遠しいことだろう。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。

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