中国の興行収入:『マッドマックス:フュリオサ』公開承認(独占)
『フュリオサ』は、世界で2番目に大きな興行収入市場である中国で、45年の歴史を持つ『マッドマックス』映画フランチャイズとして初めて劇場公開される作品となる。
ジョージ・ミラー監督の『マッドマックス:フュリオサ』に、水曜日夜に期待されているカンヌ国際映画祭でのプレミア上映を前に、良いニュースがもたらされた。
この作品は、中国の検閲当局から公開承認を得たと、この決定について知る情報筋が『ハリウッド・リポーター』に伝えた。この作品は、世界で2番目に大きな興行収入市場である中国で、45年の歴史を持つ『マッドマックス』映画フランチャイズとして初めて劇場公開される。ワーナー・ブラザースは『マッドマックス:フュリオサ』の6月7日の公開日を申請しているが、中国の映画当局からの最終的な日程決定をまだ待っている状況だと、『ハリウッド・リポーター』の情報筋は伝えている。
パンデミック以降、ハリウッド大作が中国で稼ぐ金額は以前ほど多くなくなっている。中国の若い映画ファンの好みが国内作品に大きくシフトしているためだ。しかし、最大級の米国アクション大作は依然として同国で相当なビジネスを行っている。今年、ワーナー・ブラザースとレジェンダリーの『ゴジラxコング 新たなる帝国』は1億3170万ドル、『デューン 砂の惑星 PART2』は約5000万ドルを稼いでいる。中国の観客は、カーチェイスアクションスリルへの根強い嗜好があるため(ユニバーサルの『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は昨年、中国で最も興行収入の高い米国映画で1億3950万ドル)、『マッドマックス:フュリオサ』はワーナーの市場での連勝を継続するのに好位置にいるように見える。
『フュリオサ:マッドマックス・サーガ』では、アニャ・テイラー=ジョイが、2015年の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサ役を務める。その前日譚では、若きフュリオサが「多くの母たちの緑の地」から連れ去られ、デメンタス大王率いる大バイカー部隊の手に落ちる。デメンタスは『怒りのデス・ロード』の暴君イモータン・ジョーと戦争を始める。2人が覇権を争う中、フュリオサは生き延びて、故郷への道を見つける手段をつなぎ合わせなければならない。共演はクリス・ヘムズワースとトム・バーク。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は第68回カンヌ国際映画祭で世界初上映され、世界中の批評家を驚嘆させ、全世界で3億8000万ドル以上の興行収入を上げた。
『フュリオサ:マッドマックス・サーガ』は、水曜日夜のカンヌ国際映画祭のパレ・デ・フェスティバルでのプレミア上映に続き、5月22日にフランスで公開される。全米公開日は5月24日。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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