カンヌ国際映画祭、スタジオジブリに名誉賞を授与
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第77回カンヌ国際映画祭はアニメーション制作の巨匠スタジオジブリに名誉パルムドールを贈ることを発表。映画界で功績のある個人を讃えるために送られてきた同賞が、スタジオに授与されるのは今回が初めてとなる。
受賞に臨むのは、宮崎駿監督の長男で、ジブリパークのクリエイティブディレクターを務める宮崎吾朗氏。現地時間の20日にグランド・ルミエール劇場のステージにて手渡される。
審査委員長のイリス・クノブロッホ氏とジェネラル・デレゲートのティエリー・フレモー氏が授与を行う予定。この受賞は、スタジオジブリ作品の卓越した芸術性と世界的な影響力が高く評価されたものと見られる。
映画祭側は「伝説的な日本のアニメーションスタジオである、スタジオジブリを祝福できることを光栄に思う」と名誉賞授与の意義を強調した。
式典では宮崎駿監督自身が手掛けた4本の短編アニメーションを上映。そのうち3本は、東京・三鷹にあるジブリ美術館所蔵の貴重な作品で、海外初公開となる。
上映される短編作品は以下の通り。
- 『めいとこねこバス』(2002)
- 『やどさがし』(2006)
- 『パン種とたまご姫』(2010)
- 『毛虫のボロ』(2018)
記事:The Hollywood Reporter Japan 山口 京香/Kai Yamaguchi
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