映画『ジョーズ』公開50周年、ドキュメンタリー映画の制作が決定

左より、ロバート・ショウ、ロイ・シャイダー、リチャード・ドレイファス –『ジョーズ』のセットにて 写真:COURTESY EVERETT COLLECTION
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スティーブン・スピルバーグ監督、1975年の大ヒット映画『ジョーズ』が来年2025年に公開50周年を迎える。この節目を記念して、同作を題材としたドキュメンタリー映画『ジョーズ@50(仮題)』がナショナルジオグラフィックにより制作されることが決定した。

2025年夏に公開が予定されている本ドキュメンタリー作品は、映画『ジョーズ』(1975年)とピーター・ベンチリー作小説の両方における制作の裏側や、海洋学から見たホオジロザメの生態を探究する内容となる。ナショナルジオグラフィックにより制作、Disney+/Hulu で配信される予定だ。

女優のフェイ・ダナウェイやナタリー・ウッドのドキュメンタリーで知られるローラン・ブーズロー氏が監督に任命。ベンチリーとスピルバーグの両方からアーカイブ資料が提供され、映画史に残る作品『ジョーズ』の制作過程に新たな洞察を加えることとなる。

このドキュメンタリーでは、『ジョーズ』が今なお愛され続ける理由や、“サメ映画”への影響も考察される。芸術的な観点と科学的な視点を融合させ、海洋保護やホオジロザメの生態についても取り上げる予定だ。

スピルバーグ監督の所有する映画制作会社、アンブリン・エンターテインメントのジャスティン・ファルヴェイは以下のように述べた。

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「『ジョーズ』のレガシーを掘り下げると同時に、サメと海洋に関する大切な議論を一つのドキュメンタリー作品に集約することは、『芸術』と『科学』の融合を可能にする貴重な機会となるでしょう」

本ドキュメンタリーでは、技術的な問題や天候により予算とスケジュールを超過したという、制作当時のトラブルに関しても描かれる予定だ。多くの課題を乗り越え、文学と映画の両分野で歴史的快挙を遂げた『ジョーズ』の50周年記念に相応しい作品となるだろう。

※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。

翻訳・編集 The Hollywood Reporter Japan – Kai Yamaguchi / 山口 京香

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